四天王寺で観光はいかが?内部の見どころを大公開!


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今から約1,400年程前、推古天皇元年(593)に聖徳太子が建立された日本仏法最初の管寺が大阪にあります。
創建された後、幾度と無く戦火天災に遭ったその寺は、飛鳥時代創建当初からは姿形を変え、昭和29年9月17日に重要文化財に指定されました。
その寺の名こそ・・・

 

四天王です!

 

こんにちは!
見た目はちゃらんぽらん、でも意外と歴史や寺社仏閣好きな赤鬼です。

 

今回の旅の目的地は大阪・天王寺にある四天王寺!
都会のど真ん中に建っている広大な敷地にあるお寺で、そのすぐ横には大阪バレーの強豪校「四天王寺中学校・高校」があります。

 

初めて訪れた時は内部の歴史ある建物はもちろん、お寺内部にある仏像の美しさに心打たれたものです。
今回は、そんな四天王寺の内部を紹介して行きます。

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1. 観光にぴったり!見どころ満載!?これが四天王寺の内部だ!

まずはざっくりと四天王寺の内部には何があるかご覧ください。

○四天王寺見どころスポット一覧

  1.  石ノ鳥居・極楽門
  2.  中央伽藍
  3.  六時礼賛堂・石舞台
  4.  英霊堂
  5.  極楽の庭
  6.  地蔵山
  7.  番外編

以上の7つです。
では、次の章から順番にご覧ください。

1-1. 初っ端から歴史的建造物のオンパレード!石ノ鳥居・極楽門

四天王寺の聖地に足を踏み入れると、最初に出迎えてくれるのが大きな「石の鳥居」です。
建立当初は木造でしたが、永仁二年(1294)忍性上人により花崗岩による石造に改められました。

吉野の「金峯山寺の銅の鳥居」「宮島の厳島神社の大鳥居」そして「四天王寺の石ノ鳥居」は「日本三大鳥居」に数えられています。
鳥居の中央にある銅の額には「釈迦如来転法輪処当極楽土東門中心」と書かれており、筆跡は弘法太子、小野道風と言われているそうです。

 

平安時代からの山形市成沢の「八幡神社の鳥居」と、同市小立にある石鳥居につぐ古の物であり昭和9年1月30日に重要文化財に指定されました。
この石鳥居をくぐると、右手に何やらお墓のようなものが見えます。



何やら引導石と書かれていますね。
この石の柵で囲まれている内部を見てみると・・・



何やら地面から石がぽこっと出ています。
どうやらこれが「引導石」のようですね。

 

これは、お釈迦様が「生者必滅 会者定離」の無常の迷いの世界から、人々を究極の悟りの世界へと導く事を指したそうです。
ちなみに「生者必滅」とは「生きている物は必ず死ぬ」と言う意味で、「会者定離」とは「出会ったものは必ず別れる」と言う意味です。



「引導石」を後にし、さらに進むと「西大門」に着きました。
この門は通称「極楽門」と呼ばれ、先程の「石ノ鳥居」と共に浄土信仰の中心地として人々の信仰を集めていました。

 

創建は推古天皇元年(593)で、昭和36年に松下幸之助氏の寄進により再建されました。
この門に入ると柱には「転法輪」が取り付けてあります。



この「転法輪」は仏教の象徴であり、お釈迦様の教えが転じて他に伝わるように輪に例えたものです。
「自情碁意」(心が清らかになりますように)と唱えながら時計回りに回転させます。

 

「うしおととら」と言う大人気漫画では「千法輪」と言う名前で登場し、作中ではバケモノを滅する武法具として使用されていました。
少し話が脱線しましたが、この極楽門を抜けたらいよいよ「中央伽藍」に突入です!

1-2.  四天王寺最大の見所スポット!中央伽藍

四天王寺の最大の見所!それがここ「中央伽藍」です!
有料(300円)となりますが、中に入る価値は十分にあります。

 

西重門」で料金を払い中に入ると、「金堂」と「五重塔」が眼に映ります。
まずは「金堂」をから見て行きましょう。

この「金堂」の中には、四天王寺の本尊である「救世観世音菩薩」が安置されており、その四方には「持国天」「増長天」「広目天」「多聞天」の四天王がおられます。
堂内の西に「舎利塔」、東に「六重金塔」が置いてあり、毎日午前11時に「如意輪供」の秘法を行い舎利出しの法儀を奉修しているのです。
六重金塔には信者の精霊塔婆を安置しています。

 

現在の姿は昭和36年3月に推古天皇元年の創建当初の姿を再現したもので、堂内にはお釈迦様の生涯を示した壁画があります。
「中村岳陵画伯」によって描かれており、お釈迦様の歩みを学ぶことができます。

 

余談ですが、お釈迦様が誕生した時に七歩歩んで右手で天を、左手で地を指し、「天上天下唯我独尊」と言う有名なエピソードがありますが、後世の人が残したお釈迦様を神格化するための作り話だそうです。

また、お釈迦様の本名「ゴータマ・シッダールタ(シッダッタ)」とは「ゴータマ→優れた牛」「シッダールタ→目的を達成した人」と言う意味があります。
そんな お釈迦様が泰安されているのが・・・

五重宝塔」です!
五重宝塔の現在の姿も、推古天皇元年(593)聖徳太子の飛鳥時代当初の姿を再現したものです。

 

聖徳太子の時代から、度重なる戦火天災により伽藍が焼失し何度も復興しました。
今の五十宝塔は昭和34年には8度目の再建が完了したそうです。

 

塔の高さは39.2m、相輪の長さは12.3m。
内部には山下摩起画伯による壁画があります。

 

そして塔を登っていくと、仏像が何体も安置されており大阪市内が一望できます。
ただし、空調設備が無く真夏はとんでもなく暑い上に、急な螺旋階段を登るため汗拭き用のタオルやハンカチは必須です。

 

この五重宝塔の見学が終わり、北に位置する「講堂」を目指しましたが、途中で「東重門」があったのでそこも見学してきました。
ここ「東重門」には歴史的価値のある物が・・・

それがこちらの「排水溝です。
金堂の雨落溝の排水目的で作られたと考えられました。
廃棄された瓦を両端に積み上げ、その上に奈良時代の平瓦を載せた簡素な作りで、1200年もの間この姿で保存されていたそうです。

 

四天王寺は我が国最初の大寺と言われており、中央伽藍はお堂や塔が南北一直線に並んでいます。
これは、お隣の中国や朝鮮の上代寺院の様式を継承し「四天王寺式」と呼ばれています。
戦争が終結し、昭和31年「伽藍復興」が行われました。

 

その時の遺跡発掘調査の結果、お堂や塔の位置が全く同じ場所であると実証されました。
幾度となく再建されたお堂や塔ですが、ちゃんと寸分の狂いもなく元の位置に建てられたのですね。
ではそろそろ講堂のある方へ進みましょう。

廊下

趣のある長い長い廊下を渡り、最後の建造物「講堂」を目指します。
この左に少し写っているのが講堂です

 

正面に見て右側から入るのですが中は真っ暗でした。
恐る恐る扉を開けると・・・中を見ると、二体の仏像が安置されていました。

 

講堂の内部は、「冬堂」と「夏堂」に分かれており、冬堂には「十一面観世音菩薩」、夏堂には「阿弥陀如来」が祀られています。
この二体の仏像ですが、6m近くの大きさで金色に輝く本当に神々しいお姿でした。

 

この御姿を画像でお見せできないのが残念です。
基本、中央伽藍の建造物内部は撮影禁止なので・・・。

 

ただじっと眺めいているだけで、極楽にいるかのような気分を味わえます。
静寂の中、鐘の音が響き、気持ちが段々と落ち着いてきます。

講堂を出て、廊下を歩いていると写真のような井戸が現れます。
この井戸は「龍の井戸」と呼ばれ、先程の講堂の仏様が鎮座されておられる「基壇」の下に「青龍池」と言うものが存在し、そこを水源としています。
また、天竺(インド)の無熱池に通じているとも伝えらおり、そこには青龍が住んでおられるのだとか。

画像ではわかりにくいのですが、龍の姿が水底に写っています。
この井戸の中に映る龍神を眺めながら祈ると、たちまち厄災を払うとの言い伝えがあるとか。

最後に中央伽藍の南に位置する門をご覧ください。
この門は通称「仁王門」と呼ばれ、二体のマッチョの仏様「仁王尊像」を祀っています。

金剛力士像1金剛力士像

重さは約1t、身長5.3mもあり、奈良の東大寺に次いで日本で二番目の大きさに数えられます。
口の形が「阿」と「吽」になっており、「阿吽の呼吸」の言葉はこの仁王様からが由来です。

 

一番の見どころなので情報過多の傾向が強い章でしたが、これで中央伽藍の紹介を終わります。
次の章からはもっとサクサク行きましょう。

1-3. 盆踊りのはここで!六時礼賛堂・石舞台

ここは六時生礼賛堂と呼ばれる場所で、先ほどの中央伽藍の北側に位置します。
中では薬師如来坐像と四天王像を祀っており、1623年建立されました。

 

元々は近くの天王寺地区で最も歴史の古い「大江小学校」の場所にあった椎寺薬師堂を移したのです。
名前の由来は、昼と夜に合計6回の礼賛が行われる事からこの名が付いたとの事。

 

画像手前の舞台は「石舞台」と呼ばれ「厳島神社」「住吉大社」の舞台と共に「日本三大舞台」に数えられています。
毎年、春の4月22日には「雅楽」が終日奉納されるので一度聴きに行かれてはいかがでしょう?

 

ここ六時礼賛堂は、どちらかと言えば中央伽藍よりも人が多い気がしました。
すぐ横には亀池があり、とんでもない数の亀が晴れの日に甲羅干しをしています。

1-4. 雲龍図が大迫力!英霊堂

1903年(明治36年)に創建されたここは「英霊堂」と呼ばれる場所です。
当初は聖徳太子の偉業を称賛される「徳鐘楼蔑しょうとくしょうろう」として建立されました。

 

既に解体されましたが、5年弱の歳月と現在の価格で8億円の費用を投じて鋳造された「大梵鐘」が釣られていたようで、当時は世界最大だったようです。
ただし、撞くと地響きが凄まじく「鳴らずの鐘」と呼ばれていました。

 

鐘の代わりに内部では、天井に「雲龍図」が描かれており、鋭い眼光でこちらを睨みつけてきます。
ぜひご覧ください。

1-5. 四季によって雰囲気が変わる!極楽の庭

四天王寺を観光するのであれば、ここは外せません!
そう「極楽の庭」です!

拝観料300円を払い中に進んでいくと「釈迦の滝」が見えてきます。
都会の喧騒を離れ、滝の涼しげな音が癒しを与えてくれます。

すぐ近くの池には鯉の大群が・・・
ここを抜けて、先に進むと・・・

茶室があります。
中に入ると和の雰囲気が漂う作りとなっており、とてもリラックスできました。

夏場はここで涼んで行くと良いでしょう。
しかし、夏でも暑い抹茶が出てきますのであしからず。

茶室を出て更に進んで行くと蓮池があります。

蓮の花は朝に咲いて夕方に蕾に戻るので、午前中に行くのがベスト!
朝に咲いて夕方に蕾に戻る、それを4日間繰り返し4日目の夕刻に散るのです。

蓮は仏教を象徴する花であり、汚れた水の中で美しい花を咲かせます。
花言葉は「神聖」「離れゆく愛」「雄弁」「清らかな心」「救ってください」「沈着」となっています。
由来は以下の通り。

せっかくなのでその花言葉の由来を、順番に見ていきましょう。

○蓮の花言葉の由来

  • 神聖→生まれて間もない釈迦は、7歩進んで右手で天を、左手で地を指差し「天上天下唯我独尊」と言う言葉を放つ。
    その歩んだ後から蓮の花が咲き、この伝説が由来となる。

  • 離れゆく愛→蓮の花は4日間咲いては蕾に戻るを繰り返し、最終日の夕刻に散ってしまう。
    その儚い様子が、この花言葉の由来となる。

  • 雄弁→エジプトの冥府と大地の神「オシリス」その神が雄弁だった事が由来。
    また、このオシリスに蓮の花を捧げた事も由来となる。

  • 清らかな心→清く穢れのないその様子から「清らかな心」と言う花言葉が生まれる。
  • 救ってください→泥水の中に大輪の花を咲かせる蓮の様子から悟りへの思いや願いが込められ生まれた。
  • 沈着→物事に動じない「冷静沈着」な君子を表現したものが由来。

蓮の花ばかり目立ちがちですが、極楽浄土の庭では四季折々の景色が楽しめます。
基本的に人は少ないので、ゆっくり見物がしてみてください。

すっぽん

運が良ければスッポンが見れるかも!?

1-6. お地蔵さんの数に驚き!地蔵山

明治四十年代に「大満直心おおみぞじきしん尼」という方の発願によって、近隣の有縁無縁の地蔵尊をこの丘に集めたのが始まりとされる場所があります。
それがここ「地蔵山」です。

この丘には約150対の地蔵尊や石仏が奉安されており、最も高い場所には「立江地蔵が祀られています。
立江地蔵には眼病に霊験ありとされているようなので、眼に患いがある方は一度訪れてみてはいかがでしょう?

 

ここの西側には天王寺七名水の一つ「逢坂市水の井戸」があります。
ただし夜に来るのは少し怖いかも・・・

1-7. 内部だけにとらわれてない?四天王寺番外編

広大な敷地を有する四天王寺を歩き回ると、それだけでクタクタになってお腹も空くと言うもの。
最初に紹介した「石ノ鳥居」に着く前に、あるお店があります。

台湾小籠包専門店「タイワンタンバオ」さんです。
ここでは熱々の小籠包が楽しめます。

中から猛烈に熱い肉汁が溢れ出て、猫舌の僕を苦しめてくれました。
でも味は本当に美味しい。

 

四天王寺の観光で空腹状態になったのも手伝ってか、より美味しく感じました。
サイズも色々あるので自分の空腹状態で決めてみてください。

2. 四天王寺詳細情報

猛烈に長いこの記事を最後までご覧いただき、誠にありがとうございます。
最後に四天王寺の詳細を紹介して終わりにしましょう。

○総本山 四天王寺

  • 住所 〒 543-0051 大阪市天王寺区四天王寺1-11-18
  • 電話番号 06-6771-0066
  • 拝観時間 
    4月~9月  8:30~16:30
    10月~3月  8:30~16:00

  • 拝観料
    大人300円
    ※30名以上、200円

    高校・大学200円
    ※30名以上、100円

    小・中学生 無料(要学生証)

  • 設備
    休憩所・・・250人
    駐車場・・・35台

  • 交通機関
    地下鉄谷町線「四天王寺夕陽丘駅」下車。
    南へ徒歩5分

    JR地下鉄「天王寺駅」近鉄「あべの橋駅」下車。
    北へ徒歩15分

    市バス「四天王寺西門前」バス停下車すぐ。

    名神高速豊中インターチェンジより阪神高速に入り環状線「夕陽丘出口」下車。
    そこから下道、約30分程度。

○本坊庭園(極楽の庭)

  • 拝観料
    大人 300円/1人
    ※30名以上で割引(200円/1人)

高校・大学性 200円/1人
※30名以上で割引(100円/1人)

小・中学生 200円/1人
※30名以上で割引(100円/1人)
※幼児・園児は無料

  • 開園時間 10:00~16:00
    ※四季により見れる花が変化
    (春は桜、夏は蓮、秋は紅葉)

  • アクセスマップ

  • 年中行事
    年間を通して色々な行事があります。
    詳細は公式HPをご覧ください。

日本最古のお寺だけあって全てを紹介しきれませんでした。
お寺なんて古臭くて行く気がないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが・・・

夏には七夕祭りも開催されたり、夜はライトアップされたりと隠れデートスポットとなっています。
老若男女問わず楽しめる場所、それが四天王寺なのです。

 

他府県から観光に来られる方は、周辺にも有名観光スポットがあるので合わせて行ってみる事をオススメします。
きっと素晴らしい思い出が作れると思いますよ。
それではまた。

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