テレビで時代劇を見ていると舞台は大体「江戸時代」ですね。
町人や侍、商人等、我々の祖先の当時の生活風景がありのままに描かれている舞台です。
そんな「江戸時代」にタイムスリップが出来る場所が、実はここ大阪に存在します。
その場所のは・・・
大阪くらしの今昔館です!
こんにちは!
タイムマシンで江戸時代に行ったら「必殺仕事人」になりたい・・・赤鬼です!
悪党共をムエタイでギタギタにしてやるぜベイベー!
さて、今回の旅の目的地は「大阪くらしの今昔館」です。
先ほども紹介したように、江戸時代の町並みをリアルに表現した場所で実際に建物の中に入ったりできます。
江戸時代が終われば「近代の大阪」の暮らしぶりが展示された場所もあり、大人や子供だけでなく海外の人も楽しむ事ができます。
そんな「大阪くらしの今昔館」の魅力に迫るため、突撃レポートをしてきました。
その調査結果をご覧ください。
Contents
1. 大阪くらしの今昔館の中ってどんな場所?
天神橋筋六丁目駅を降りて「住まいの情報センター」なんて、モロに現代風の建物に入りエレベーターで8階に。
そこでチケットを購入したら「大阪くらしの今昔館」の冒険は始まります。
大まかな展示場は以下の通りです。
○大阪くらしの今昔館フロアガイド
- 10階 展望フロア
- 9階 江戸時代の大阪
- 8階 近代の大阪
特別展示室
チケット売り場と入口
では、順番に紹介して行きましょう。
その前に、江戸時代にタイムスリップするまでに、現代の荷物は無料ロッカーにぶっ込んでおきましょう。
大きな荷物やリュックは持ち込みが出来ないので、必ずここに預けることをおすすめします。
1-1. 江戸時代の大阪の街並を一望できる展望フロア
長い長いエスカレーターを登ると・・・そこは江戸時代でした。
なーんて、いきなり川端康成の「雪国」みたいな事を言いましたが、心境としてはそんな感じ。
いやぁ、本当に見事。
町並みどころか、歩く人達も着物姿で歩いているので雰囲気はバッチリ!
ここの凄いところは、時間の経過と共に朝になったり夕方になったりするところです。
こいつぁ期待ができまっせ〜!
では、下のフロアに移動しましょう。
1-2. 目の前に広がる古の町 江戸時代の大阪
下のフロアに下りると江戸の暮らしぶりを示した壁がお出迎え。
さぁ、ここで現代社会とは少しの間お別れです。
町の門に到着しました。
今からあなたは平成の人ではありません。
江戸時代の人です。
それでは中に入って行きましょう!
すげー!!!!!!
何か花火が上がってますよ!
提灯も良い味出してますし、まさに江戸時代!
江戸時代に来ていきなりですが、ひとっ風呂浴びましょう。
ここは町の銭湯「天神湯」の脱衣所です。
昔は風呂屋での被り物はご法度なので、盗難防止の脱衣箱に荷物を入れていました。
江戸とは違い、大阪では洗い場が石敷きになっています。
ここで体を洗ってから湯に浸かり、上がりをしてからさっぱりするのです。
奥の「石榴口(ざくろぐち)」を潜ると、本物の浴槽があります。
当時の浴槽は真っ暗だったようで入浴の際は、「田舎者でござい」「ひえものでござい」などと言ったようです。
意味としては・・・
「自分は湯屋に慣れていないので失礼があったらすいません。」
「たった今湯屋に来て身体が冷えています。皆さん、お楽しみのところ失礼しますね。」
と言う決まり文句みたいなものだったようです。
大阪でも言ったのでしょうかね?
話を今昔館の事に戻しますが、こちらの天神湯では定時に江戸時代の暮らしを動画で楽しむ事ができます。
時間は以下の通り。
○風呂屋シアター
- 10:10〜
- 10:55〜
- 11:40〜
- 12:25〜
- 13:10〜
- 13:55〜
- 14:40〜
- 15:25〜
- 16:10〜
以上の9回公演です。
1回の上映時間は20分で、45分毎に公開されています。
以外に見る人が多いので、少し前に行ってから席を確保しておいた方が良いでしょう。
湯屋から出ると屋根の上に猫がいました。
実に細かい再現ですね。
江戸時代後期、大坂の祭礼にでは街路や町屋に造り物を飾る事が流行りました。
特にこれといった作り方の決まりは無く、奇抜な発想がめっちゃイケてるという風潮があったそうです。
ちなみにこれは見ての通り「鶏」ですが、櫛やかんざしなどの道具で作ったものです。
なかなか精巧な出来映えですね。
このド派手な造り物は嫁入り道具一式で作った獅子です。
頭の部分にタンスを、目の部分に手鏡を施されています。
なかなか雅な造りですね。
湯屋のすぐ隣にあるこちらのお店は人形屋。
その名の通り様々な人形が展示されていると同時に・・・
けん玉や独楽など、昔のおもちゃもおいています。
ちなみにこのおもちゃは実際に遊んでよくて、多くの外国人観光客の方々が日本の昔のおもちゃで遊んでいました。
人形屋の中を通り抜けると、着物の着付けの券売機があります。
当日分のチケットは午前10時より販売開始で先着順となり、30分で一人500円です。
海外の方がほぼ9割、着物の着付けをされるのでご利用はお早めに。
写真ではわかりませんが、この券売機の上に現在販売中のサイズを示した画面があるので、それで確認しましょう。
こちらは薬屋の内部です。
これぞTHE 江戸時代!
昔の人はこれで料理を毎日作ってたんですね〜。
外に出ると犬がいました。
この二匹の名前は「てん」と「ろく」
二つの名前を合わせて天六になります。
「てん」と「ろく」のすぐ後ろには「安住大明神」の祠があります。
ここでも多くの外国人観光客が写真を撮っていました。
インスタ映えしそうな一枚が取れそうですね♪
これは厠(かわや)です。
今で言うトイレになります。
ちなみに入り口にある草履のようなものを手にとって見ると・・・
完全に木製でできたものでした。
なかなか工夫された造りですね。
安住大明神の祠を左に行くと裏長屋があります。
ここでは江戸時代の庶民の暮らしを見る事ができるのです。
中に入る事は可能ですが、座敷に上がる事はできません。
動画サイトを見ていたら、お江戸ルの「ほーりー」こと堀口茉純さんが長屋の解説をしてくれていました。
実に面白い話でしたので、興味がある方はご覧ください。
この裏長屋を過ぎれば江戸時代の大阪ともお別れです。
いやー、本当に建物の作りとかリアルで楽しかった〜♪
最後は江戸時代の井戸が迎えてくれます。
ここ大阪くらしの今昔館では季節毎に展示物が変わるので、また別の日に訪れるのも良いかもしれません。
新しい発見があるかもしれませんよ。
以上、江戸時代のタイムトラベルでした!
1-3. どこか新しい どこか懐かしい 近代の大阪
江戸時代の大阪が終わり、今度は近代の大阪の人々の暮らしぶりを見学しましょう。
ここ8階では明治、大正、昭和の暮らしを模型や資料で展示しています。
フロアマップはこんな感じになっています。
早速中に入ってみましょう!
内部はこのようになっており、各時代の暮らしを精巧なジオラマで見る事ができます。
全て見せるとネタバレになってしまうので、個人的に一番気に入ったものの一部をお見せします。
戦時中、度重なる空襲で日本中が焦土と化しました。
大阪も例外ではなく、多くの人々が住処を奪われたのです。
住処を失った人々は、学校、兵舎、寮を住宅に転用する事に。
その中で廃車になった木炭バスを利用したものが「バス住宅」です。
当時の旭区豊里町には、26台のバスを「メガネ形」に配置し中央の空き地に炊事場、洗濯場、便所等を設けた市営の「城北バス住宅」が作られました。
狭い住居だったようですが、家賃も安く近隣とのつながりも深かったため、住み続ける人も多く昭和26年(1951)まで存続しました。
このように近代の大阪の展示場では、ほかにも「川口居留地」「北船場」「大大阪新開地」「古市中団地」「空掘通り」のジオラマがあります。
また、一部ではありますが昔の電化製品も展示しています。
テレビも展示されているのですが、昭和生まれの皆さん・・・ちゃんとチャンネルは回す方式でしたよ(笑)
この展示場の出口あたりに、天王寺にある「新世界」の昔の姿「ルナパーク」があります。
1912年〜1923年のわずかな間だけ開園していました。
二度と見る事が出来ない場所の一つなので、じっくり見物してみるのもいいかもしれませんね。
以上が近代の大阪の展示場の紹介です。
ここの出口を出てすぐ左に「企画展示室」がありますので、興味がある方は合わせてご覧ください。
1-4. ここにしかないグッズを手に入れよう
近代の大阪の展示場を出てすぐに、ミュージアムショップがあります。
ここでしか手に入らないようなグッズを手に入れましょう。
お土産の定番ですがお菓子も売ってますね。
外国の方々が喜びそうな日本らしいお土産を多数取り揃えています。
僕もお土産に「うぐいすの笛」を購入しました。
ちゃんと「ホーホケキョ」って鳴きますよ♪
現代の子供はプレステやDSでしか遊ばなくなりましたが、昔の人達のおもちゃにぜひ触れてみて欲しいものですね。
以上、ミュージアムショップの紹介でした。
2. 大阪くらしの今昔館の詳細情報
それでは今回の旅の目的地「大阪くらしの今昔館」の詳細情報を見て行きましょう。
○大阪くらしの今昔館 詳細情報
- 料金 一般 600円
団体(20名以上) 500円
高校大学生 300円
団体(20名以上) 200円
※中学生以下、障がい者、市内居住の65歳以上の方は無料(証明書要提示) - 着物体験料金 一人 500円
※午前10:00から30分毎にチケット販売(最終受付16:00まで) - 開館時間 午前10:00~午後17:00
(入館は16:30まで) - 休館日 火曜日(祝日の場合は翌日)
祝日の翌日(日、月の場合を除く)
第三月曜日(祝日、振替休日の場合は、その週の水曜日)
※ゴールデンウィーク期間中の祝日は上記に関わらず開館。
※臨時休館有り
○ 大阪くらしの今昔館アクセス情報
- 住所 〒530-0041 大阪市北区天神橋6丁目4-20
- 電話番号 06-6242-1170
- 最寄駅 地下鉄谷町線、堺筋線、阪急線「天神橋筋六丁目」駅下車(3番出口直結)
JR環状線「天満駅」から北へ徒歩7分程度 - 車でのアクセス 阪神高速守口線「長良出口」都島通り経由、約500m
※専用駐車場はありません
※徒歩3分程の場所にコインパーキング有り(下記の地図参照) - アクセスマップ
以上、大阪くらしの今昔館の詳細情報でした。
道中お気をつけて!
3. おまけ情報
本編は終了しましたが、ここでおまけ情報をご紹介します。
大阪くらしの今昔館で、昔の雰囲気を楽しんだ後に美味しい洋食はいかがでしょうか?
たまたま周辺を歩いていると、こんな洋食屋さんを見つけました。
「ビフテキのHibio スエヒロ」さんです。
中を覗き見るとなかなかの盛況ぶり!
とりあえず中に入り注文してみる事に。
とりあえずA定食を頼んでみました。
いただきます・・・。
むむ!これは!?
美味し!!!!
ハンバーグの外はカリカリ、中はふっくらジューシー。
エビフライもプリプリで美味でした。
ちなみに僕が食べ終わる頃には、新しい行列が外に・・・。
値段は少し高めの割に、人気がある店なのがわかりました。
別の日にはビフカツも頼んでみました。
お肉がジューシで柔らかく、非常に食べやすかったです。
他にも多数のメニューを取り揃えているので、気になる方は一度行ってみてください。
ここのお店のメニューはこちらになります。
○ビフテキのHibio スエヒロ メニュー
- A定食 1,100円
- B定食 1,850円
- ハンバーグ 1,100円
- トンカツ 1,100円
- ポークチャップ 1,100円
- チキンカツ 1,100円
- ビフカツ 1,100円
- エビフライ 1,250円
- ヒレカツ 1,550円
- ビーフシチュー 1,650円
- ヒレステーキ 2,200円
- サーロインステーキ 2,200円
こちらのお店の地図は上記のアクセスマップにも載せてあります。
大阪くらしの今昔館の地図上で左下が所在地です。
今昔館で観光を楽しんだ後はぜひ行ってみてください。
以上、おまけ情報でした!
それでまた。
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