バレーボールのスパイクで低いトスを打つタイミングやフォームとは?
バレーボールの試合でスパイクを打つぜ!!
が、ネットに引っ掛かる・・・。
気を取り直してもう一打!!
が、ネットに引っ掛かる・・・。
監督の怒号が飛び交います。
「お前っ!!何本ネットに引っ掛けるねん!!もうええ!交代せえっ!!!」
・・・・トスが全部低いねんっ!!!
こんにちは!低いトスをネットに盛大に掛けて当時の監督に死ぬほど怒られた赤鬼です。
トスミスしたセッターにも半分怒れや・・・。
上記のやりとりは、かつての僕と監督のやりとりです。
あっ、ちなみに「トスが全部低いねんっ!」とは言ってませんよ。
こんなもん言おうものならバチバチにしばき倒された時代なんで( ̄▽ ̄;)
ですが、トスが低いとタイミングが合わなくてスパイクをまともに打てないんですよね。
当時はコツを教えてくれる指導者もいなかったので、自分で試行錯誤しながら練習したものです。
今日はその研究の成果を余すことなく公開したいと思います。
バレーボールのスパイクを打つ時に、低いトスが来た際の打ち方をぜひご覧くだされ。
1. バレーボール スパイク 低いトスの打ち方 一連動作
ほな、スパイクの低いトスの打ち方行きまっせ!!
まずは一連動作から。
〇 バレーボール スパイク 低いトスの打ち方
- セッター、二段トスを上げるプレイヤーの手からボールが離れた瞬間にボールの軌道を読む
- 通常の打ち方のフォームだとタイミングが合わないので、削れる動作を削っていく
- まずはバックスイングを通常より抑えて小さくする
- とにかく素早くジャンプし、空中で打つ前のフォームもあまり後方へ上体を反らさないようにする
- スパイクを打つ時もスイングはコンパクトにする
- 両足で着地する
以上が一連動作の流れです。
この箇条書きを踏まえて、写真で再度解説させていただきます。
セッター、もしくは二段トスを上げる選手の手元からボールが離れた瞬間にボールの軌道を読む。
このスパイク応用編シリーズの共通項目の内容ですが、今回はかなりシビアに軌道を読まないといけません。
軌道が読めないとタイミングが遅れ、強打は絶対に打てなくなります。
集中して軌道を読みましょう。
ボールの軌道が予想よりも低いので、スパイクフォームの余分な動きを削り、タイミングを合わせます。
ここからが大切なポイントなので、しっかりと覚えておきましょう。
まずはバックスイングを通常よりもコンパクトにします。
写真は肩の高さ程度ですが、もう少し下げてもいいくらいです。
ちなみにこちらが通常のタイミングバッチリの時のバックスイングです。
先ほどのバックスイングよりも少し高いのがおわかりいただけると思います。
続きに行きましょう。
続いてジャンプをした時のフォームです。
通常よりも上体を後方へ反らす動きを抑えています。
ジャンプしたら即ボールを打たないと間に合いません。
高くジャンプするよりも早くジャンプする事と、跳んですぐにボールを打つ事を意識しましょう。
豪快にスイングして強打を打つよりも、コンパクトに素早く打つようにしましょう。
最後はいつもどおり両足で着地しましょう。
以上、低いトスの打ち方でした。
2. 低いトスの打ち方補足説明
続いて補足説明に移りましょう。
今回のスパイクの補足説明はたった一つです。
それがこちら。
ジャンプした時に脱力する事です。
試しにやっていただきたいのですが、低いトスを打つときに力んで打ってみてください。
ほとんどネットに引っかかります。
これを防ぐためにも脱力を意識するようにしましょう。
もちろん、通常のスパイクでも力みは御法度です。
ですから今回の低いトスに関しては、より一層脱力を意識するように心がけてください。
とにかく余分な動きを削り、脱力をする。
それが低いトスを打つ時にタイミングを合わせるコツです。
3. 低いトスの打ち方まとめ
それでは今回のメニュー「低いトスをスパイクで打つ方法」を、もう一度見ていきましょう。
○ バレーボール スパイク 低いトスの打ち方
- セッター、二段トスを上げるプレイヤーの手からボールが離れた瞬間にボールの軌道を読む
- 通常の打ち方のフォームだとタイミングが合わないので、削れる動作を削っていく
- まずはバックスイングを通常より抑えて小さくする
- とにかく素早くジャンプし、空中で打つ前のフォームもあまり後方へ上体を反らさないようにする
- スパイクを打つ時もスイングはコンパクトにする
- 両足で着地する
○ 低いトスの打ち方 補足説明
- とにかく脱力を意識しながら打つようにする(通常のスパイク以上に)
いかがでしたか?
スパイク応報編シリーズ第3弾の今回の打ち方ですが、おそらく今回の打ち方最も難しく決定率が下がるはずです。
しかし、どんなトスにも対応できてこそ優れたスパイカー。
トスが低かったり高かったりしてタイミングが合わずとも、自分でタイミングを合わせて打つ。
そして決めるっ!
それが出来たら自信を持ちましょう。
間違いなくあなたは優れたスパイカーです。
ついでにセッターに親指を立てて
「気をつけな」
と言ってやりましょう。
あまり多用すると僕みたいにトスを上げてもらえなくなるので注意してくださいね。
あの野郎・・・セッターである事を言い事に僕にトスを上げないなんて・・・。
・・・・はっ!?
すいません。少々、取り乱してしまいました。
それでは練習頑張ってください!
それではまた。