メンタル

スポーツが上達するために必要なセルフイメージとは?

赤鬼

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世の中には同じ練習内容なのにメキメキ上達する人と、なかなか思うようにパフォーマンスが上がらない人がいます。
この違いって一体何なのでしょう?

 

持って生まれた才能?
運動能力の差?

 

それももちろんあるでしょうが、実は他にも要因が隠れていました。
その要因とは・・・

 

セルフイメージです!!

 

こんにちは!良いセルフイメージを持ってからパフォーマンスが上がった・・・赤鬼です!!
さて、あなたは「セルフイメージって何だ?」と疑問に思っておられる事でしょう。
聞き慣れない言葉なので知らない方が多いかもしれません。

 

セルフイメージとはざっくり言うと「自分自身に対して抱いているイメージ」になります。
このセルフイメージの持ち方、でスポーツの上達の度合いが変わってくるそうです。

 

今回は技術的な事ではなく、メンタル面の内容になりますが覚えておいて損はしないでしょう。
この記事を読み終わるころには、あなたの自分自身に対するイメージは変わっているはずです。
それでは行きましょう。

※参考文献 ダイレクト出版 小川忠洋著 「自分を不幸にしない13の習慣」
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1. 人は自分のイメージ通りの人になる!?

あなたは運動能力は高い方ですか?
答えが「YES」の人はそのままのイメージを持ち続けましょう、「NO」の人は自分に対するイメージを変える必要があります。

 

なぜなら人は自分に対するイメージ通りになる傾向にあるからです。
例えば「自分は運動能力は低いし何をしてもダメ」というセルフイメージの人は「運動能力が低い人」になる可能性大。
反対に、「自分は運動能力はずば抜けてパフォーマンスも高い!」とイメージすればそのイメージ通りになる可能性が上がります。

 

ここで注目したいのが、自分は現在運動能力が低いからその通りの人になったのではなく「自分は運動能力が低い」と言うイメージがあったためその通りになってしまったのです。
つまりセルフイメージとは「こうなりたい」という自分自身の設計図になります。

 

言われてみれば僕もバレーを教えていて、上達が早い子はどこか自信に満ち溢れているように感じますね。
反対にあまり上手では無い子は、どこか自信無さげで「自分はダメな奴なんです・・・」とネガティブな発言が目立ちます。

 

もしも現在、そんな悪いセルフイメージを持っているのであれば即刻書き換えるようにしましょう。
そうすれば自分の中でも変化が現れる可能性だって出てきます。

2. スタンフォード大学で行われたセルフイメージの実験

アメリカカ合衆国のカリフォルニア州にあるスタンフォード大学心理学部で、1971年こんな実験が行われました。
新聞広告で24名集まった男性を「囚人役」と「看守役」に分けて、刑務所を模した生活を2週間続けると言うものでした。

 

この実験結果はどうなったと思いますか?
日数が経過する内に看守役は横暴な態度となり、囚人役は卑屈で服従性を覚えたのです。

 

もちろん、この中には本物の看守も囚人もいません。
結局、この実験は危険とみなされ7日で終了。
現在は禁止とされています。

 

この事から人は演じる役によって人格が変わると言う事がわかりました。
本当にイメージの力とは絶大であり恐ろしい物でもありますね。

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3. あなたの上達を妨げているのは先生や両親?

子供の時に「お前は頭が良い子だね」と両親から言われ続ける子は成績が上がるそうです。
逆に「お前は本当に頭が悪いな」と言われ続けたら逆パターンに。
これもセルフイメージの力と言えるでしょう。

 

また、現在の部活においても生徒に罵詈雑言をあびせる顧問は少なくありません。
僕自身、バレーの外部コーチをやらせていただいていますが「下手くそっ!!」「お前1人のせいで負けるねんっ!」等の言葉を投げかける先生を沢山見てきました。

 

こんなセリフを言われ続けたら人間誰でも「自分はダメな奴なのかな?」って思ってしまいますよ(怒)
しかし、暴言を吐かれたからと言ってあなたは全然ダメな方ではありません。

 

ましてや先生や両親は神でも仏でも無いわけなので、あなたに対する言葉がそのまま該当するわけではないのです。
「この下手くそ!!それくらい出来るようになれよ!!」等と言われたら「今はまだ出来ないけど、すぐに出来るようになるから見とけ!!」くらいの強い気持ちでいましょう。

 

実際、中学高校時代の僕はこんな気持ちでバレーに打ち込んで上達しました。
自分に対するセルフイメージを崩さずに「ムカつく」と言った負の感情を原動力に練習に打ち込むようにしましょう。

4. 勝率上がってるかも?僕のセルフイメージはこれ!

さてさて、お察しの通り僕の専門種目はバレーでした。
もう20年以上やっているので、正直言ってあなたのように上達して行く事はなくなりました。

 

自分のセルフイメージを良くしても、上達したのかしていないのか最早わからない状態です。
だったら全くの真っ白な状態を作るために新しい専門種目を作ろうやないか!!

 

てなわけで2016年の夏、ムエタイ始めました。
ここで僕が持っているセルフイメージは少し違います。
そんなものかと言うと・・・

 

自分の師匠はタイのムエタイ王者!こんな凄い先生方に教えてもらってるなら強くならないわけがない!!

 

実際、このようにイメージを持ち続けた結果、ムエタイの試合においては勝率は高い方です。

 

また、練習に取り組む姿勢もバレーとは違い、他の人が技や理論を教えてもらっている時に一緒に聞いたり、上手な人の技等を研究しまくっています。

 

そんな事を続けて行きながら良いイメージを持ち続けた結果、上達のスピードがバレーの時とは雲泥の差となったのです。
こうなるとしめたもの。

 

良いセルフイメージを持つ→上達する→試合に勝つ→更に良いイメージが湧く(自身につながる)→更に上達する

 

こんな好循環が完成。
あなたもぜひ体験してみてください。

5. セルフイメージまとめ

それでは今回の記事の内容を最後にまとめましょう。

〇 セルフイメージまとめ

  1.  人は結果が悪かったからその通りの人間になるのではない
  2.  セルフイメージの良し悪しによって結果も変わって来る
  3.  人はスタンフォード大学の実験結果からもわかるとおり「イメージ通りの人格」になる
  4.  先生や両親は神や仏ではない。自分のセルフイメージを壊さない
  5.  良い結果が出る事によって更なる好循環が生まれる

いかがでしたか?
昔読んだ本で、オーストリアの精神医学者「ジークムント・フロイト(1856-1939)」がこんな事を言ってました(タイトルは失念)

 

この世の中は仮想現実である。

 

フロイトの言葉を解釈すると「今現在のあなたの姿は過去にイメージし続けた結果がそうさせている」と言う事になります。

 

つまり良いイメージを持ち続ける事で、未来の自分を良くしたり悪くしたりすると説いているのですね。

 

しかし勘違いしてはいけないのが「イメージするだけでスポーツは上達する」わけではありません。
やはり日々の努力研鑽無くして上達はありえないのです。

 

また、今回の記事の内容と矛盾しているかもしれませんが、努力した人がすべて勝者になれるわけではありません。
ボクシング漫画「はじめの一歩」で鴨川会長がおっしゃってました。

 

努力した者全てが報われるとは限らん。
しかし!成功したものは皆、努力しておる!!

 

イメージだけで上達するのであれば、皆オリンピック選手になれるでしょう。
良いセルフイメージと努力し続ける力。

 

この二つがセットになって初めて上達があるのです。
そして常に行動し続ける継続力を持てば、あなたも必ず上達できます。

 

それまで他の人達の心無い一言に惑わされないようにしつつ、練習し続けましょう!
それではまた。

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