バレーボールのサーブカットにコツはある?これで基本を押さえよう!
2016年4月某日・・・。
やっちまいました・・・。
人生初のインフルエンザにかかってしまいました。
(´;ω;`)
こんにちは。
赤鬼です。
いや~、インフルエンザがあんなに辛いとは予想だにしていませんでした。
もうね、悟空が元気玉を溜めてても協力できないくらい衰弱していました。
本当、健康管理も練習のうちですよ!
さて、復活一発目のバレーネタは「サーブレシーブ(サーブカット)のコツ」を解説させていただきます。
サーブレシーブはバレーボールの守り側のファーストプレイで、なおかつ重要なプレイの一つと言えるでしょう。
サーブカットの返球率が悪いと速攻はおろかコンビプレイも使えません。
乱されたら即、二段トスになってエース頼りになります。
そうなった場合、デディケートシフト(あらかじめサイドにブロッカーを配置するフォーメーション)をしかれたら、エースも厳しい状況を強いられるでしょう。
そうならないためにもしっかりとポイントを押さえた練習が大切になってきます。
今回の章では「サーブカットができない原因と対策」と「サーブカットを綺麗に返球するポイント」の軸として話を進めていきたいと思います。
練習で役立てていただければ幸いです。
それでは行きましょう。
1. サーブカットをセッターに返球するためのポイント
サーブカットを綺麗に返球すると速攻もコンビも使えるため攻撃のバリエーションが増えます。
また、相手の流れをブレイクさせるためにも綺麗に返球できるにこしたことはありません。
そのためにはいくつかのポイントを押さえて練習に取り組んでいきましょう。
〇 サーブカットを返球するためのポイント
- 相手の動きからボールの軌道を読む
- 落下地点に素早く入る
- ボールの正面に入る事に全身全霊をかける
- 低い位置でボールをキャッチする
- セッターの方向へカットの面とオヘソを向ける(体勢が崩れているならば最低でも面は向ける)
- ボールを取る前の声出しをしっかりと行う(お見合いを防ぐため)
では写真で見ていきましょう。
低い姿勢で構えて相手の動きからボールの軌道を読む。
移動距離が長い場合ならば仕方ありませんが、あまり目線を上下させないようにしましょう。
また、腕を先に組んでからの移動も厳禁です。
落下地点でボールを待ちます。しっかりと引き付けるのがポイントです。
また、取る前にしっかりと声を出して自分が取ると言う意思表示をしましょう。
「はいっ!」「オーケー!」「任せんしゃい!」なんでもオッケーです。
※個人的には「任せんしゃい!」がおすすめ。
先ほども説明しましたが、ギリギリまでボールを引き付けましょう。
余談ですが、後ろの生徒さんがサーブカットの真似っこをしていますね。
全国の学生の皆さん、このように上級者のサーブカットの真似をするという姿勢はとても大切ですよ。
まぁ、僕を見本にしてもあまり参考になりませんが・・・(泣)
ボールを下で捕らえた後に膝の屈伸運動を使ってボールを運びましょう。
ポイントはセッターのいる方向へ少し体重移動を行うという事です。
ただし、ここで注意してほしいのですが、ドライブサーブやジャンプサーブなどの威力が高いボールに関しては、膝は使用せずにボールを当てるだけにしましょう。
ボールの威力があるのでネットを超える可能性があるからです。
面とオヘソをしっかりとセッターの方向へ向けましょう。
慌てずに、かつ変な苦手意識を捨てると比較的返球はできますよ♪
いきなり長い距離で行うのは難しいので、最初は短い距離から始め少しずつ距離を伸ばしていくようにする練習をおすすめします。
2. サーブカットができない原因はこれだ!
長年のバレーの指導の経験からわかったのですが、サーブカットができない原因と言うのは共通している項目があります。
その項目を箇条書きにすると下記のような感じになります。
〇 サーブカットができない原因
- 単純に相手のサーブが すんげ~良いサーブ
- 極度の緊張により動きに制限がかかる
- 落下地点に入れてもボールを迎えに行ってしまい、レシーブするポイントがずれる
- 手を組んだまま移動し、レシーブするポイントがずれる
- 目線を上下に動かしすぎている
- カットする際に面がセッターに向いていない
大体こんなところでしょう。
少し写真で解説させていただきます。
典型的なパターンの「ボールを迎えに行く」と言うのを見ていきましょう。
せっかく低い姿勢で構えているのにもかかわらず・・・
ボールが飛んできたら慌ててしまい「目線の上下運動」が始まります。
その結果、レシーブする面のポイントがずれて変な方向へ飛んでいきます。
ポイントがずれると言うのはわかりやすく言えば「面の角度が悪いため、レシーブがライナーになったり短くなったりする」という事です。
また、レシーブ面が違う方向へ向いていたり、体重が片足ばかりにかかりすぎると下半身が不安定になり、ボールが変な方向へ行く傾向があります。
そうならないようにバランスの良い状態でレシーブ面をセッターにしっかりと向けましょう。
身体全体でカットするために腕の面と同時にオヘソも向けれればGOODです!
もう一つ悪い例を見てみましょう。写真のように体の真横でボールを取ると後ろへはじかれる事があります。
相手のサーブの威力が弱いと乱れるだけで済みますが、早く強力なサーブだと勢いに負けてしまうのです。
そうならないためにも写真のような取り方をしないように注意しましょう。
では次にサーブカットのポイントを見ていきましょう。
3. 補足説明
サーブカットのポイントの補足説明をします。
とはいえ、先ほどの章のおさらいがほとんどですが・・・。
まずは「低い姿勢でボールの正面に入る」
これ、とっても重要なので最初は常に意識するようにしましょう。
逆に言えば正面に入りさえすれば何とかなる場合が多いです。
正面に入ってもボールを迎えに行かないようにしましょう。
目線が上下すると返球率がガクッと下がってしまいます。
ちなみにこの上下運動をしないためには「頭の上にタオルを乗せる練習」が効果的です。
かつて空手をならっていた時に「移動基本」の時に同じような練習をしました。
頭の上にタオルを乗せたまま移動を行います。
この状態で後ろの足を前に出します。
目線を上下させないようにしながら・・・
後ろの足を前に。目線が上下しないとタオルが頭から落ちません。
ちなみに上記の練習中の写真ですが、本人はいたって真面目です(多分)
さて、そもそも何でこんな練習をしたのか疑問に思いませんか?
空手において目線が上下になると言う事は「重心が上下になっている」という事です。
こんなバランスが悪い状態では簡単に倒されたり、また足場の悪い場所での戦いでは不利になります。
それを防ぐために「摺り足」で目線を上下にさせない移動基本があるのです。
まぁ、今のスポーツ空手のステップを上下しまくりでしが、昔の空手の名残なのでしょうね。
バレーにおいても重心がブレるのは不利なので、注意を払いながら練習しましょう。
はい。ラスト二つの補足説明です。
先の章で体の真横でボールを取らないと説明させていただきました。
サーブが早いとどうしても横で取らざるをえない状況ってのは必ずあります。
その時は体の少し前でボールをとらえるようにしましょう。
後ろへはじかれる確率が軽減されます。
この時もレシーブの面はセッターの方向へ向けるのをお忘れなく。
はい。これが最後の補足説明です。
写真をご覧下さい。しっかりとボールを下で捕らえ膝の動きを使っているのがわかるかと思います。
このように威力が弱いサーブに関しては膝の屈伸を使ってセッターの方向へ面を向けて返球しましょう。
そのためにはくどいようですが「低い姿勢でボールを引き付け、ボールを迎えに行かないようにする」という事が大切です。
とにかく慌てない事を心掛け練習に取り組んでいきましょう。
サーブカットはよく中学校の試合などで「1!2!3!」とカウントを取りますが、時間をいっぱい使って取るようにすると丁寧にカットできるようになりますよ。
ぜひお試しあれ。
4. まとめ
それでは本日のお題「サーブレシーブ(サーブカット)のコツ」をおさらいしましょう。
〇 サーブカットを返球するためのポイント
- 相手の動きからボールの軌道を読む
- 落下地点に素早く入る
- ボールの正面に入る事に全身全霊をかける
- 低い位置でボールをキャッチする
- セッターの方向へカットの面とオヘソを向ける(体勢が崩れているならば最低でも面は向ける)
- ボールを取る前の声出しをしっかりと行う(お見合いを防ぐため)
〇 サーブカットができない原因
- 単純に相手のサーブが すんげ~良いサーブ
- 極度の緊張により動きに制限がかかる
- 落下地点に入れてもボールを迎えに行ってしまい、レシーブするポイントがずれる
- 手を組んだまま移動し、レシーブするポイントがずれる
- 目線を上下に動かしすぎている
- カットする際に面がセッターに向いていない
いかがでしたか?
サーブカットは僕も中学からバレーをやっていますが、現在も苦手です。
中学生の早いサーブとかカットできまへん(゚Д゚;)
しかし、繰り返し繰り返しポイントを押さえながら練習すると必ずできるようになります。
サーブカットがきっちりできると攻撃もしやすくなり、悪い流れも切りやすくなります。
そのためには一に練習、二に練習ですよ。
頑張って下さい。それではまた。