スパイクジャンプが前跳びになる!?改善策を考えてみた!
それは一人の生徒の言葉から始まった。
スパイクジャンプが前跳びになって困ってます。
どうしても癖が治らなくて・・・(泣)
・・・ほほう。
そこまで注目してませんでしたが、世の中学生はこのような事で悩んでおられるようですな。
まぁ、試しに「スパイクジャンプ 前跳び」とネットで検索しても有力な情報がありません。
と言うわけでワタクシ「赤鬼」めが一肌脱ぎ脱ぎいたしましょう。
でもねー、冷静に考えたら人それぞれ色んな悩みもありますわいな。
僕のブログやTwitterにも「スパイクが前跳びになるのでどうしたら直りますか?」ってコメント下さった方もいますしね。
てなわけで、スパイクジャンプが前跳びになる原因と改善方法を考えてみたので参考にしてみてください。
ほな、さっそく行きまっせー!!
Contents
1. スパイクジャンプの通常と前跳びを徹底検証してみた!
まずはこちらのGIF画像ををご覧下さい。
左が前跳びをしているもので、右が通常のスパイクジャンプです。
今まで足の幅だけが原因と思っていましたが、自分の画像で徹底検証してみた結果、様々な要因があるとわかりました。
それがこちら。
〇 スパイクジャンプが前跳びになる要因
- 最後の足の間隔が広すぎる
- 最後の踏み込みの時に重心が前に行ってしまっている
- バックスイングが上手く出来ていない
足の間隔の他に、新たに二つの項目が発覚したのです。
気づかせてくれたお友達、ほんまおおきに。
では次の章からですね、具体的な改善方法を解説しようと思います。
今回の記事は比較的短いので、さらっと読んでしまって下さい。
1-1. 前跳びの原因その1 足の間隔が広すぎる
スパイクジャンプの前跳びの原因その1「足の間隔が広すぎる」です。
こちらの画像をご覧ください。
左の画像が前跳びのものです。
明らかに足の間隔が広いと、ご理解いただけるでしょう。
また、若干つま先が正面に向いているのもわかりますね。
つま先を正面に向けてしまうと空中で右上半身を後方へ引きにくくなるので注意しましょう。
さて、本題に戻しますね。
この画像でも、まだちょっとわかりにくようなので別の画像でも足の間隔を見てください。
こちらは別のアングルから撮影したスパイクジャンプの画像です。
足の間隔が前跳びをする時よりも狭いのがわかりますね。
これはCクイックを打つ時の画像です。
こちらも広げすぎていませんね。
ただ、バックアタックやジャンプサーブ、短いトスを打つ時には前跳びが必要な時があります。
前跳びがダメってわけではなく、状況に応じて使い分けるようにしましょう。
・・・とまぁ、これが最も前跳びの原因と思っていたのですが、僕のブログにコメントをくださった方に「これで改善されなかった」との意見も・・・。
実は他の要因が隠れていたのです。
それを今から説明しましょう。
1-2. 前跳びの原因その2 重心が前に行ってしまっている
これが今回の記事のメインと言っても過言ではありません。
まずは検証画像をどうぞ。
左の画像をごらんください。
重心が前にかかっていませんか?
もう少しわかりやすく言うと、左足に体重が乗ってしまっています。
この状態だと、ほぼ100%前跳びになるでしょう。
では逆に、右の画像はどうでしょう?
ちゃんと重心が後ろにかかっていますね。
スパイクジャンプは助走の際に前に進んで行きます。
この前に進む力をしっかり止めないと、左の画像のように勢い余って前に体重が掛かってしまうのです。
大切なのはしっかりとブレーキをかける事です。
この画像を見てもかなり後ろに体重をかけていますね。
普通の状態でこんなに後ろに体重をかけると、後ろにこけて後頭部をぶつけてしまうでしょう。
その衝撃たるや、初代タイガーマスクのタイガースープレックス84(エイティーフォー)並み!(食らった事ないけど)
そうならないためにもブレーキをしっかりとかける感覚を養いましょう。
1-3. 前跳びの原因その3 バックスイングが上手く出来ていない
スパイクジャンプが前跳びになる原因その3!
「バックスイングが上手く出来ていない」です。
もう一度、最初のGIF画像を見てください(バックスイングに注目)
前跳びになる時のバックスイングって若干、斜め上になっているように感じるんですね。
これが直接的な要因かどうかは微妙ですが、何かしらの影響はあると思います。
と言うよりも、先ほどの重心が前にかかっているとバックスイングが斜め上になってしまいがちですが・・・。
前跳びを防ぐためにも、助走で発生した力を真上に飛ばすようにバックスイングも真上にするようにしてみて下さい。
こうする事で上に高く飛ぶ事が可能になるのです。
練習方法としては、天井に何か目標を定め(例えば照明)そこに向かってバックスイングを行いましょう。
あっ、ボールは使用しない方がいいですね。
その目標に向かって、両手が飛んで行くような感じでスイングしてください。
2. スパイクジャンプの前跳び改善方法 まとめ
では最後に今回の記事の内容をもう一度おさらいしましょう。
〇 スパイクジャンプが前跳びになる要因
- 最後の足の間隔が広すぎる(足の間隔を狭くする)
- 最後の踏み込みの時に重心が前に行ってしまっている(しっかりと重心を後ろにかけてブレーキをかける)
- バックスイングが上手く出来ていない(真上にしっかりとスイングする)
いかがでしたか?
これはあくまでも個人的な見解ですが、原因究明の1つになったと思います。
バレー初心者の方々だと、前跳びになってしまいがち。
これはよく見受けられることです。
僕も中学時代そうでした。
しかしスパイクの前跳びもそうですが、常に試行錯誤を繰り返し練習すると必ず改善されるもの。
諦めずに頑張りましょう。
そうすればちゃんとしたスパイクジャンプができるようになります。
今更ですが前跳びと通常のスパイクジャンプの比較画像をお見せしましょう。
どうです?
全然、高さが違うでしょう?(左が通常のスパイクジャンプ)
通常のジャンプだとネットから胸が出ていますが、前跳びだと首までしか出ていません。
ポイントとしては、スパイク助走のエネルギーをほぼ真上か前方化に変換出来るかの違いです。
自分が助走のエネルギーを変換できない原因を考えて改善して行きましょう。
それではまた。