バレーのスパイクが弱い人は〇〇も弱い!?観察と検証結果がこれだ!
なんでこんな簡単な事に気がつかへんかったんやろ・・・
ある年のゴールデンウィークに、恩師の指導するバレー部の練習試合でこう感じました。
その練習試合には大阪、兵庫の強豪チームも参加しており、そこのスパイカーを見て気づいた事があるのです。
スパイクが強力な子達は「ある動作」が力強く、逆に弱い子はゆったりと弱々しい印象でした。
その「ある動作」とは・・・
バックスイングです!
こんにちは!
大型連休もバレー三昧のバレー馬鹿・・・赤鬼です!
今度は他府県に遊びに行こう・・・
バレーシューズ持って!
さて、今回のお題は「スパイクのバックスイングの重要性について」です。
「いやいやいやいや、こんなもんわざわざ記事にする程の事でもないやろ!」と思いつつも、意外に気づいていない子も多いんちゃうかな?と感じました。
せっかくなので記事にしてみることに。
このGW、縁あって兵庫と大阪の強豪同士の練習試合を見せてもらいました。
その時、改めて思ったのがスパイク強力な子は助走の時のバックスイングが早いと言う事。
逆に弱い子はバックスイングも弱々しい印象でした。
あなたはどっち?
— 赤鬼 (@altair04131031) 2018年5月6日
今回の記事は、小中学生向けの記事になります。
とは言っても比較的重要な事だと思いますので、読んでおいて損はないでしょう。
それでは早速、老体に鞭打って出した検証結果を紹介しますね〜。
Contents
1. スパイクの威力がもう一つの子!こんな打ち方になっていないかい!?
前述の特徴に気づいた僕は、実際に他の学校でもこの法則が正しいのか確認する事にしました。
結果をまとめるとこんな感じになったのです。
○ スパイクの威力が弱い子の特徴
- 最後の助走の踏み込みが弱い
- 最後の踏み込みの時に足が右斜め前方へ向いていない
- バックスイングが弱い
- バックスイングが弱いので外旋が出来ていない
内容はバックスイングがメインですが、せっかくなので他の特徴もまとめてみました。
では画像で解説しましょう。
まずは最初のスタート位置から助走開始です。
これから紹介する画像は「悪い見本」なので、自分が該当していないか確認してみてください。
まず、この画像からもわかるようにバックスイングが小さくて、最後の踏み込みの歩幅も極端に狭くなっています。
そして、少しわかりにくのですが足元をご覧ください。
右足が正面に向いてしまっています。
これだと、高確率で左足も正面に向いてしまう事になるでしょう。
その結果、体の連動が上手くいかないため高く跳ぶ事ができなくなり「外旋」もやりにくくなります。
※外旋は後ほど説明します。
この助走とバックスイングだと「気は荒々しくて力持ち」と言われた僕でも、ハエがとまって休憩するようなヒョロヒョロの球になってしまいました。
さて、あなたはいくつ該当しましたか?
もしも今現在、先に挙げた項目に該当してもガッカリする必要はありません。
これから改善して、あなたのスパイクを強力な兵器にチューンアップすれば良いのです。
では今度は全力で打った場合を解説します。
2. 友よ!これがスパイクを強力にするためのバックスイングだ!
ではでは他の記事でも紹介していますが、もう一度スパイクを強力にするためのポイントをまとめてみましょう。
○あなたのスパイクを強力にするためのポイント
- 助走はノロノロ行くのではなく素早く!
- 最後の踏み込みは歩幅を大きく
- バックスイングは大きく力強く
- 後方へ伸ばした両手を素早く振って両手を上げる
- 外旋と内旋をしっかりと行う
それでは一つずつ解説していきますね。
友よ!
私の心は今燃えている!
「強力なスパイクを打て!」と何かが叫んでいるのだ!(多分、幻聴)
まずは最後の踏み込みの歩幅が先ほどと全く違う事に気がつきませんでしたか?
スパイクが弱い子は歩幅も狭い傾向が強いので、覚えておいてください。
まぁ、これが直接的な原因とは思いませんが・・・
ただ、歩幅とバックスイングが大きいと、上手くスパイクジャンプの動作が連動して高く跳ぶ事が可能となります。
これは必ず意識すべきポイントです。
そしてこの画像でもわかりにくいですが、右足が斜め右前方へ向いています。
これで両足とも斜め方向へ向ける事が可能です。
バックスイングの動作で後方に伸ばした両手を大きくスイングしましょう。
この時に両手を曲げてしまう方がいますが、爆発的な力を発揮するために伸ばす事をおすすめします。
軽く曲げる程度は良いでしょうが、僕の経験上これで強力なスパイクが打てる子は体格も良い強豪校の選手ばかりでした。
ですから、まずは両手をしっかりと伸ばしてバックスイングを行うようにしましょう。
最後の踏み込みの時に両足が斜め右前方へ向いていると、このようにジャンプした時に右半身を後方へ引きやすくなります。
この動作が先ほど書いていた「外旋」です。
外旋は背筋が弱いと後方へ引きにくいので、しっかりと鍛えるようにしましょう。
後方へ引いた右上半身を今度は前に引き戻し、そのままボールを思いっきりシバきます。
この前に戻す動作を「内旋」と言い、これが早ければ早いほど強力なスパイクが打てるようになるのです。
内旋を強力にするには腹筋、特に腹斜筋を鍛える事が重要なのでトレーニングもしっかりと行うようにしましょう。
とは言え、まずは一連の動きを連動させる事とフォームを固める事が重要なんですけどね。
仮にバレー以外のプロスポーツ選手にスパイクを打てと言っても、いきなり強力なボールにはならないでしょう。
これは強力なスパイクを打つためのフォームができていないからです。
いかに体の使い方が大切がおわかりいただけた事でしょう。
強力なスパイクを打ち終わったら着陸だぜい。
聞こえる・・・女子の黄色い声援が!(間違いなく幻聴)
最初に紹介したダメダメフォームと、今紹介したフォームが全く違う事がおわかりいただけたでしょうか?
短時間でスパイクを強力にしたければ、フォームを改善する事を強くすすめます。
そのためには、まずはバックスイング!
これを意識するようにしましょう。
3. スパイクを強力にチューンアップするための方法まとめ
それでは今回の記事の内容をもう一度おさらいしましょう。
○ スパイクの威力が弱い子の特徴
- 最後の助走の踏み込みが弱い
- 最後の踏み込みの時に足が右斜め前方へ向いていない
- バックスイングが弱い
- バックスイングが弱いので外旋が出来ていない
○あなたのスパイクを強力にするためのポイント
- 助走はノロノロ行くのではなく素早く!
- 最後の踏み込みは歩幅を大きく
- バックスイングは大きく力強く
- 後方へ伸ばした両手を素早く振って両手を上げる
- 外旋と内旋をしっかりと行う
自分は体が小さいから強力なスパイクが打てない・・・
自分は力が弱いから凄いスパイクなんて打てない・・・
人間、できない事が続くとついついネガティブな思考になってしまいます。
ですが、そんな事を考えるだけ時間の無駄。
どうしたら強力なスパイクが打てるか試行錯誤してる方が、有意義な時間の使い方ができます。
僕も大昔はヒョロヒョロで運動能力も低い方でした。
中学の1500m走では最下位になった事も・・・
それでも努力を重ねた結果、こんな僕でもある程度の威力が打てるようになりました。
こうやってネットで調べて上達しようとするあなたも、強力なスパイクを打てる可能性は十分に秘めています。
現状の自分の力の無さを嘆くのではなく、未来の自分が強力なスパイクを打てるようになるために今すべき事をやりましょう!
そうすればきっと、もんげ〜(凄い)スパイクが打てるようになりますよ!
頑張れ!
未来のスーパーアタッカー!