バレーボール

バレーボールのレシーブの基本でつまづく原因は?解決方法はこれ!

赤鬼
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「お前にチャンスボール行ったら、全部ピンチボールになるわ!ボケっ!!!」

 

バレーの試合に出て間もない頃、当時の鬼監督によく言われたセリフがこれです。

体育館の隅っこで、レシーブの基本動作を泣きながらやっていたのを昨日の事のように思い出します。

 

こんにちは。
中学時代はレシーブの事で泣きまくった~赤鬼です!
うぇーいヽ(・∀・)ノ

 

今日はバレーを始めて間もない方や、レシーブが上手に返球出来ない人必見!

「レシーブが飛ばない原因と解決方法」を一挙大公開します!!

 

話が少し変わりますが、先日「鬼監督」に久しぶりに会ってきたのです。
昔話をしていたら、こんな事をおっしゃっていました。

 

元鬼監督「あの頃はあれやな。根性、根性ばっかりでプレイの事なんてろくに教えなんだな。はっはっは!」

 

・・・・・確かに!!
今は時代が違います。
僕も長い間中学生の指導をやらせていただいて、「レシーブの基本でつまづいてしまう子の特徴」とは、大体パターンがある事がわかったのです。

根性も上達には必要でしょう。
しかし、根性だけでは上手くなれません。
しっかりと「原因と解決方法」を理解して練習に取り組めば、レシーブの基本はクリア可能です。

 

今から紹介する項目が、自分に当てはまるのか確認して練習に生かしてみてください。
では行きましょう。

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1. レシーブの基本でつまづく要因はこの3点が主な原因である!

まずはレシーブの基本であるチャンスボールが上手く返球できない原因を見ていきましょう。
小中学生を教えて来て、レシーブが上手く返球できない3つの共通点を発見しました。
それがこちら。

○ チャンスボールが上手くレシーブできない要因3つ

  1.  ボールの落下地点付近の適切な位置に足を置けていない
  2.  ボールが来たら迎えに行ってしまっている
  3.  腕の振り幅が大きい

この3つです。
では、次の章から一つずつ解説させていただきます。

 

と言いたいところですが「文章読むのめんどくせーわ!」ってワガママ全開なあなたのために、動画を作成しました。
上記3つ以外の事も解説しておりますので、合わせてご覧ください。

1-1. ボールの落下地点付近の適切な位置に足を置けていない

これが最も多い要因ではないでしょうか?
「ボールの落下地点付近の適切な位置に足を置けていない」です。

 

まぁ、言葉だけではなかなかツンと来ないと思うので、画像で見ていきましょう。

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ボールが飛んできた瞬間、落下地点に素早く移動します。
これはもう基本中の基本ですね。
しかし・・・

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ボールの落下地点と踏み込んだ足との距離がありすぎるため・・・

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ボールが上手く上げれないどころか、そのまま崩れ落ちる形になってしまいます。

これはフェイントを取ろうとする中学生がよくやってしまうパターンですね。
続いてもう一つのパターンを見てみましょう。

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今度は逆に「落下地点に足を踏み入れすぎているパターン」です。
このパターンになるとどうなるか?

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上手く面の適切な位置に当たらないためボールが上手くレシーブできません。

また、このパターンになるとどうしても高い位置で取ってしまいがちになるため、床と面がほぼ平行になります。

その結果パスが短くなってしまうのです。
では、この2点の対処方法を次の章で見てみましょう。

1-1-1. ボールの落下地点付近の適切な位置に足を置けていないパターン対処方法

このパターンはもう基本練習中に意識して行って行くしかありません。
その方法とはこちら。

○ ボールの落下地点付近の適切な位置に足を置けていない対処方法

  1.  相手の動きからボールが飛んでくる方向を見定める
  2.  ボールの落下地点に素早く移動開始(落下地点で待っているくらいが理想)
  3.  ボールの落下地点に前足を踏み入れる(膝の前で面を作れる場所が適切)
  4.  そこから膝の屈伸を使いボールをレシーブする

このような感じになります。
では画像で解説していきましょう。

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ボールの落下地点に右足(左足でもOK)を踏み込みます。

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膝の前でボールを捉える事ができる場所を覚えておき、繰り返し練習しましょう。
この時、面は膝と平行になるようにすると上手く返球可能です。

 

ちなみに写真では、踏み込んだ足を目立たせるため足の前後の幅が広くなっていますが、ここまで広げる必要はありません。

これだけ広げると、ほぼ前足だけで屈伸運動をしなければならないので筋力が弱い方だと膝の力を使う事ができなくなります。
もう少し狭くしましょう。

ただ、下半身の筋力はレシーブをする上で必要になってくるため「スクワット」などで鍛えましょう。

 

下半身は全てのスポーツにおいて重要な部分なので積極的にトレーニングを行ってください。

以上です。
では次の原因究明に行きましょう。

1-2. ボール来たら迎えに行ってしまっている

続いての原因はこちら「ボールが来たら迎えに行ってしまっている」です。
これも言葉だけではポンと来ないと思うので画像で見ましょう。

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先ほどのパターンとは打って変わりボールの落下地点にちゃんと入れています。
しかし・・・

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焦ってボールを迎えに行ってしまっています。
写真でもわかるように、かなり高い位置でボールを捉えていますよね?

こうなると膝の屈伸が上手く使えないため、ボールコントロールが難しくなります。

これも初心者がよくやるパターンです。
ただ、試合に出るような方でもネット際のフェイント等の処理の時に、焦ってやってしまいます。

後はサーブカット時でしょうか。
では、解決方法に行きましょう。

1-2-1. ボールが来たら迎えに行ってしまうパターン対処方法

それでは対処方法に行きましょう。
こちらです。

○ ボールが来たら迎えに行ってしまうパターン対処方法

  1.  まずは頭の上にタオルなどをおく
  2.  そしてボールが来たら下の方で取る事を意識する
  3.  ゆったりとした動きでボールを運ぶ

 

では画像で見てみましょう。

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少しわかりにくいのですが頭の上にタオルを乗せています。
チョンマゲではないのであしからず。
ボールが来たら下の方で取る事を意識します。

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ボールを迎え行かず、ゆったりとした動きなのでタオルが落ちません。

焦ってボールを迎えに行くパターンになると、比較的勢いがあるためすぐにタオルが落ちてしまいます。

「焦らずにゆったりとした動きで」これがポイントとなります。
これはサーブカットの練習をする時にも有効なので、ぜひやってみて下さい。
では、最後の原因究明に行きましょう。

1-3. 腕の振り幅が大きい

最後の項目「腕の振り幅が大きい」を見ていきましょう。

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落下地点にちゃんと入ってはいるのですが、腕を体に密着するくらい引いてしまっているため・・・

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腕を思いっきり振ってしまっています。
これも初心者にありがちなパターンですが、試合に出る方でもディグ(強打レシーブ)をやる時に見受けられます。

 

では、どう対処したら良いのでしょうか?
対処法に移りましょう。

1-3-1. 腕の振り幅大きい時の対処方法

腕の振り幅が大きいと腕の力に頼ってしまう形になるためボールコントロールが上手くいきません。
そのためには以下の対処方法をやってみてください。

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これは癖になると割とやっかいなので、普段の練習から手を体に近づけすぎないように意識しましょう。
コツとしては腕を手前に引くのではなく、そのまま前に出すようにする事です。

 

変な癖がついてしまうと矯正が非常に大変なので早々に直すように心がけましょう。
特に強打レシーブの時に痛い目を見るので注意が必要です。

以上、レシーブの基本でつまづいた時の対処方法でした。

2. レシーブの基本でつまづく原因と対処方法まとめ

それでは本日のお題「レシーブの基本でつまづく原因と対処法」をもう一度おさらいしましょう。

○ チャンスボールが上手くレシーブできない要因3つ

  1.  1つ目の要因「ボールの落下地点付近の適切な位置に足を置けていない」
  2.  対処方法としては手を組んだ時に膝の前に来るような位置に前足を置くようにする
  3.  2つ目の要因「ボールが来たら迎えに行ってしまっている」
  4.  対処方法はタオルを頭の上に乗せて上体がぶれないように心がける(ぶれるとタオルが落ちる)
  5.  3つ目の要因「腕の振り幅が大きい」
  6.  対処方法は普段の練習の時から腕が体に近づかないように意識する(手を前にすっと出すようにするとよい)

以上、レシーブの基本でつまづいた時の対処方法でした。
今でこそ当たり前のように(?)しているプレイですが、中学時代は本当にできませんでした。

 

「ボールってどないしたら上手く飛ぶの!?」

「全然チャンスボール返らへん!」

「えっ?えっ?なんであんな簡単に飛ばせるの!?」

こんな感じで四苦八苦してた時代が僕にもあったのです。
何よりも冒頭の鬼監督の罵声が怖くて怖くて・・・。

 

あの当時、ムエタイをやっていたら殴り倒していたであろう。
それくらいの罵詈雑言の嵐でした。(ムカつく)
まぁ、あの時に厳しく指導していただいたおかげで今の僕があるんですが・・・。

 

というわけなので、あなたも諦めずにやってみましょう!
ボールが始めて上手く飛んだ時の感動は、ずっと心に残るものですよ!

その時が来るまで頑張ろうぜ!!
それではまた。

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