スパイクの時にフェイントはどうやったら決まる?真のやり方がこれだ!
バレーボールにおいてスパイクは、最も多い攻撃手段。
強力なスパイクは、それだけで相手に絶望感を与え(相手にもよる)味方には頼もしさと希望を与えてくれます。
だがしかし・・・
バレーにおいて得点を取る方法は強力なスパイクだけにあらず・・・
もう一つの攻撃方法!
それが!
フェイントです!
今、「引っ張ったわりには地味な攻撃方法やな・・・」って思った奴、体育館の裏に来い。
・・・そう言えば、昔バレー教えてる子達の前でこのセリフ言ったら「告白でもするんですか!?」って言われたなぁ・・・
教え子、怖い・・・
こんにちは!中学生にフェイントを決めるたびに、死ぬほどおちょくる赤鬼です。
「遅い!遅い!ガラパゴスゾウガメの方が、はるかに俊敏やぞ!」と屈辱を与えてあります(悦)
その内、夜道で刺されないかが心配・・・
さて、今回のお題はズバリ「フェイント」のやり方です。
たかがフェイントと侮るなかれ!
フェイントはやり方と出すタイミングで強力な武器になりえます。
実際に僕の元チームメイトは、フェイント決定率100%を叩き出した事も。
というわけで、そんなフェイントのやり方をこれから解説すっぞー♫
1. スパイクからのフェイント一連の流れ
ではでは早速一連の流れから見ていきましょう。
◯スパイクからのフェイント一連の流れ
- 通常のスパイクと全く同じ動作でジャンプする
- 後方へ上半身を思いっきり引いて「今からスパイクを思いっきり打つぜ!」って感じを出す
- スパイクを打つような動作から一気に脱力しボールの軌道をそっと変えて相手コートに落とす
上記の3つだけ!
簡単でしょ!?
ほな、それを今から動画で見てもらいましょう。
この撮影の前にタイ人にシゴかれまくったから、いつも以上に動きにキレがありませんね(−_−;)
では、動画の部分を復習しつつ紹介できなかった部分も解説していきます。
まずは通常のスパイクと同じように助走して跳びます。
この時に強打のフォームになる事が重要です。
ですからタイミング命!
スパイクと恋はタイミングが大事なんだぜ・・・。
強打のスイングの途中で一気に脱力します。
そしてボールの落下の軌道を、そーっと変えるようにします。
たったこれだけで、すんげー取りにくいフェイントに早変わり。
相手によっては足が床から離れなくなり、そのままコートにポトリ・・・なんて事も。
だから強打と思わせる事が重要なんです。
また、ネットスレスレを狙うのもありです。
小中学校生くらいなら、仮に拾えたとしてもとんでもないところにカットを返すのが大半でしょう。
ご覧ください。
ネットスレスレの場所に落としました。
勢いよく突っ込んできた選手はパッシングになったりもしますよ♪
まぁ、これもあくまで小中学校の話ですが・・・。
勘が良いライトバックの選手なら、一気に距離を詰めてフェイントを拾おうとします。
そんな時はプッシュでコート奥を狙ってみてください。
こんな感じで。
決定率は下がりますが、うまく行けばレシーブを乱す事が可能です。
乱れたら相手の二段トスをブロックで叩き落としてくだされ!
真下にズドンやっ!(赤鬼はこの記事を書く一週間前に、中1の子に真下にズドンされました・・・)
以上がフェイントのコツです。
次は補足説明に移っていきますよ〜♪
2. フェイントの補足説明
さて、あなたはフェイントをバッチリ決める事ができますか?
中学生相手に嫌なところばかり狙って、ボールが落ちた瞬間に「ざんねーん!www」と、スポーツマンシップの「ス」の字もないプレイができますか?(ただのクソ野郎です)
もしも決まらないってのであれば理由は簡単です。
それは・・・
タイミングが合っておらず、フェイント(もしくはチャンスボールを返すだけ)という選択肢しか無いからなんです!
強豪相手なら簡単に拾われ、見事なカウンターを食らってしまうでしょう・・・
宮田一郎ばりの見事なカウンターを・・・。(知らない人はお父さんに聞いてくだされ)
そうならないためにも強打もオッケー!
フェイントもできる!って状態にする事がベスト!
そう!まるでロールプレイングゲームのように、選択肢をいくつか用意する感じです!
これだけでフェイントの成功率はアップします。
ついでにもう一つ簡単に拾われる要因をご覧ください。
それがこちら!
ボールの下を叩いて浮かせてから返球するので。ただのチャンスボールになってしまうパターンです。
これはタイミングが遅れた時になる傾向が強いのですが、タイミングバッチリでもなる方がいます。
先ほども言いましたように「強打」も「フェイント」も両方使える状態にしておいてください(大事な事なので2回書きました。)
わざわざ相手にチャンスボールなんてプレゼントしなくて良いんですからね!
嫌な場所に、取りにくい場所に、これを念頭においてくだされ。
3. フェイントで絶対にやってはいけない事!
さてさて、フェイントで絶対にやってはいけない事ってなんだと思います?
さっき説明した「相手が取りやすいボールを打つ事」でしょうか?
まぁ、それは技術的な事なので仕方ない部分もあるのですが、もっとやってはいけないことがあります。
それがこちら。
そう!
ネットにかけちゃう事なんです!
意外に思いましたか?
「いやいや!スパイクだってネットにかかる事あるでしょ?」って思った方もいらっしゃるでしょう。
でも、スパイクをネットにかけるのと、フェイントをネットにかけるとではダメージが全然違います。
特に、流れが自軍の時にネットにかけると、一気にリズムが崩れてしまう事も・・・。
それどころか2〜3点くらい連続失点する特典付き。
バレーは流れのスポーツです。
こんなありえないミスでリズムを崩すなんて、絶対にやってはいけません。
チームメイトにもこんな顔されますよ。
はい・・・
恐ろしい事です。
そういえば僕も若かりし頃、同じチームのレフトの選手がそこまで器用でも無いのに、ネットスレスレを狙いすぎてネットにかけた時は・・・
ぶっ飛ばしてからオデコに「肉」って文字を書いてやろうと思いました。
勝負しに行ってミスったのであればまだしも、逃げてフェイントをネットにかけたりするなんて、周りが納得してくれません。
そうならないためにも、しっかりとネットを越えさせる事を大前提にしてください。
そこから徐々に、取りにくい場所を狙えるようになれば良いと思います。
以上、フェイントの補足でした♪
4. フェイントまとめ
それでは今回のお題「フェイント」をまとめて終わりにしたいと思います。
◯スパイクからのフェイントまとめ
- 通常のスパイクと全く同じ動作でジャンプする
- 後方へ上半身を思いっきり引いて「今からスパイクを思いっきり打つぜ!」って感じを出す
- スパイクを打つような動作から一気に脱力しボールの軌道をそっと変えて相手コートに落とす
○補足説明
- 強打、フェイントと言ったように、両方使えるタイミングで入る
- ボールの下を叩いてチャンスボールのような返球をしないようにする
- ネットにフェイントを引っ掛けるのは絶対にNG!
以上!
フェイントのやり方でした。
最初ってスパイクがなかなか打てなくて、試合でもフェイントみたいなのばっかりになるんですよね。
緊張も相重なって・・・。
僕の人生初の得点もフェイントでした。
当時の攻撃方法はフェイントのみでしたが、今ではちゃんと空中で使い分けられるようになりました。
それもこれもタイミングがバッチリ合うようになったからです。
タイミングが合わない事には「強打」と「フェイント」の使い分けは難しいでしょう。
じっくり焦らず、自分のタイミングを掴むようにして、フェイントの決定率を上げれるようにしてみてください。
強打とはまた別の快感がありますよ♪
それではまた。