ブラック部活の顧問っておかしい!?その実態に迫ってみた!
「死ねっ」「下手くそはいらない。もう辞めろ。」
こんな暴言がまかり通る事が現在 問題になっています。
それが・・・ブラック部活です!
こんにちは!外部指導員としての部活指導歴10年以上の・・・赤鬼です!
教育現場の内部事情は,一般人にしては詳しおまっせ。
この記事を読んでいるあなた!
きっと「部活が辛い」「部活に行きたくない」と思っておられるのでは?
ひどい場合は「部活に行こうと考えたらお腹が痛くなったり吐き気がする」くらいのレベルでしょう。
本当に日本ていつからこんなブラックまみれになったんでしょうね。
ブラック企業、ブラックバイト、ブラック部活・・・
真っ黒やんけ。
とは言え、学校の先生も未経験の競技の顧問やらされたり、休みが全くないってのも問題ありなんですけどね。
教員の負担を減らすために「外部指導員」を導入したのに、結局、何かあった時に対応できるために教員はいないといけないってのが現状です。
何のための外部指導員やねん。
とは言え、今回はブラック部活に入ってしまった生徒さんに焦点を当てて、解説をしていきたいと思います。
実際、僕のサイトにある「部活を辞めたい理由は何?二つのタイプ別に徹底解説!」と言う記事にも、ブラック部活の相談が多数寄せられています。
今回は、その記事では書ききれなかった事と、ブラック部活に対する対策方法を紹介しましょう。
それでは本編スタート!
Contents
1. 自分の所属している部活がブラックだったらどうすべき?
さて、自分の所属している部活がブラックだったらどうするか?
結論から言いましょう!
辞めちまいな!
こんな事を言うと・・・
「そんな事では辛い事があるとすぐに逃げる子に育つ!」
「これくらいで逃げるなんて、これから先の人生で中途半端に生きる事になる!」
・・・って、最もらしい事を言う顧問がいます。
・・・が、そのデーターソースってどこ?
実はこのテンプレートされた文句って、先生の感覚でしかない傾向が強いのです。
僕自身もブラック部活ならぬ「ブラック企業」で働いていた経験がありますが、この会社で働いても未来は無いよねって事で、3年くらいで辞めた経験があります。
それでも真っ当に生きてるぜっ!
でもまぁ、先生方の言うように「辛い事から逃げるのはダメ」というのは一理あります。
ただ、「どうしても耐えきれないのに頑張る」ってのは、僕は違うと思います。
その結果、自ら命を絶つ人が年間何人いる事やら・・。(日本の自殺者は世界トップクラス)
だから僕が言いたいのは・・・・
頑張れそうならやってみて!
でも、どうしても無理なら逃げてもいいよ!
って事です。
大丈夫!たかが部活を辞めたくらいで、その後の人生に多大な影響を与えるなんてまずありまへんで!
もし、その可能性があるなら、部活を辞めて勉強を頑張ればええだけの話です。
勉強で良い成績を収めたら、将来出来る事の選択肢が増えるので食いっぱぐれになる可能性は減ります。
部活を辞める事は別に悪い事でもなんでもないので、堂々と去っておしまいなさい!
1-1. 有力な選手を引き止めるブラック部活の顧問がいたら?
これはブラック部活の顧問に限らず、あの手この手を使って退部を引き止めようとしてくる顧問がいます。
同じ部活の仲間に上で訴えかけるような手段や、「部活を辞めたらお前はダメになる!」と色んな言葉で退部を阻止しようとします。(まぁ、中にはほんまに辞めたらアウトな子もいますが・・・)
最終的な結論を出すのはあなたですが、仮に戻ったとしても部活の練習内容や顧問自身が変わるなんて稀です。
自分自身が必要とされる事は結構な事ですが、仮に戻ったとしても再び同じような暴言を吐かれる可能性だって十分ありえます。
よく考えてから結論を出してみてください。
それでも自分は「どうしても辞めたいっ!」って言うなら、中途半端な返事などはせずにキッパリとその部を去りましょう。
付け入る隙を与えたら、強引にでも引き止められるのがオチですから。
1-2. 根性で頑張れ!って言うブラック部活の顧問への対応方法
令和になった今でも「根性論」で頑張らせようとする、前時代的な顧問が実在します。
これって筋トレで例えるとわかりやすいですね。
例えばベンチプレスを50kg挙げれる人と、30kgしか挙がらない人がいます。
ですが、30kgしか挙がらない人に、50kgを何が何でも挙げさせようとするのです。
そこで「根性だっ!」「皆も挙がってるぞ!何で挙がらない!」と、個人の能力ガン無視で同じメニューを絶対にさせようとしたりするのです。
まぁ、これは僕もそんな環境にいたので全否定するつもりはないのですが、そこで人間性まで否定するのは違うんじゃないの?
例えば10kmランニングしたとします。
で、全員が数分違いでゴールしたとして、一人だけかなり遅れただけで罵詈雑言の嵐。
勝負の世界は厳しいのだ!って言われたらそれまでですが、ここで単純に無能扱いするようなら退部を考えても良いでしょう。
でも、這ってでもゴールして「よくやった。」と言ってくれる顧問は、けっこう生徒全体の事を見てくれている可能性が高いので、もう一回考えてみるのもありかもしれません。
ただ、10kmをかなり遅れてゴールしたのであれば、自主練で補ったりしないと勝負の世界では通用しないのも事実。
頑張れそうなら継続するのもありだと僕は思います。
1-3. 部活を辞めたら進学に影響する?高校教師に聞いてみた!
部活をもしも辞めたら心配にある事が「進学」についてでしょう。
特に高校生くらいなら、部活を途中で辞めたら大学進学に影響は出るのか気になるところ
あまり無いとは思いますが「部活を辞めたら大学の入試に響く」と先生に脅されるかもしれません
そこで今回、現役の高校教師の方に質問を投げかけてみました!
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”oni1.jpg” name=”赤鬼”] 部活を辞めたら就職や大学入試に影響ってありますか?[/speech_bubble][speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”t1.jpg” name=”先生”] 全然ありません。
学校推薦の指定受験を考えているなら若干影響がありますが、若干程度だと思います。
最終的には成績ですから[/speech_bubble]
良かったですね♪そんな影響ないってよ!
さて、とりあえずブラック部活の顧問の対応方法は以上となります。
下記記事に、関連した事を書いていますので併せてご覧ください。
2. やばすぎる!これがブラック部活の事例です!
ここではブラック部活の実態を紹介してみましょう。
一昔前に体罰が問題視され、部活内ではそういった事は起こりにくくなりました。
しかし、それが無くなった事で暴言等を吐かれ、より陰湿化になったような気がします。
某中学校の先生曰く、暴言を吐く理由が「これが雰囲気を引き締めるために効果がある」との事。
いやいや、暴言ばかりで生徒が委縮して「ミスをしないようなプレイをしよう」ってなってますぜ・・・。
現在はこのような事を「部活ハラスメント」と呼ぶようですね。
ここで僕が今まで見聞きした「部活ハラスメント」の実態をご紹介しましょう。
〇部活ハラスメントの事例
- 特定の生徒に対しての暴言
- ミスをしたら人格まで否定する
- 技術指導と称してのセクハラ
- 異常に長い拘束拘束時間
- 全く休みが無い(テスト期間中も練習有り)
全ての顧問の先生がこんな事をしているわけではありません。
あくまで一部の人達です。
全く休みが無いってのは、その部活の種目未経験の副顧問の先生とかも苦しめている要因かもしれませんね。
この中でも最も僕自身が腹を立てているのが「セクハラ」です。
指導と称して女子生徒の体に触るなど、教師以前に「人」として問題ありでしょう。
また、現在はLINEやインスタなどのSNSによって気軽に連絡が取れる環境になりました。
これに伴い女子生徒のLINEに「彼氏はいるの?」等、部活指導とは全く関係の無いプライベートまで踏み込む教師もいるようです。(あくまで一部)
社会人のように「大人対大人」では無く「大人対子供」なので、どうしても生徒の方が立場上弱いため誰にも相談できずに我慢するケースもあります。
実際に「先生に逆らったら試合で使ってもらえなくなる」と言う理由で、セクハラ行為を泣き寝入りした生徒も過去に存在していた話も聞きました。
こういったクソみたいな教師には必殺技の「カウ・ロイ(飛び膝蹴り)」をお見舞いしてやりたくなりますね。
冒頭でも申し上げた通り、ブラック部活は生徒や教員に対しても多大な悪影響を及ぼす社会問題です。
教師なら辞めにくいですが、生徒の立場であるならば「ブラック部活から逃げ出す」って事も考えてみてください。
繰り返しますが、逃げる事なんて全然恥ずかしいことでもありませんからね♪
3. ブラック部活の対応策まとめ
はぁ(*´Д`)=3
随分と長い記事で読み疲れたのでは?
僕はPCとにらめっこしすぎて目がショボショボしています。
では!今回の内容をまとめましょう!
退部を考える
引き止めらる事もあるが聞く耳を持たない
中途半端な人生になる等の言葉は気にしない(データソース無し)
根性論でがんばらせようとする部活はやばい
部活を辞めても進学には影響しない
「部活は辛く苦しい」この事実。
今更ですが否定はしません。
僕自身、学生時代は顧問からの体罰、暴言、長い拘束時間、少ない休みと言ったブラック部活の要素をほぼ全て満たす環境で育ちました。
制服デートとかするカップルが、心底羨ましかったです。
ブラック部活出身だからと言って肯定もしません。
日本古来の悪習「辛い事に耐える事こそ美学」で、皆が皆上達できるとは到底思えないからです。
実際に僕のムエタイの師匠は、練習こそ過酷ですが褒めて伸ばすのを指導方針としています。
練習は週3~4日程度で1日2時間程度。
これでも全盛期だった学生時代と同等かそれ以上のパフォーマンスを手に入れました。
この事からもわかるように、長時間で休み無しで罵詈雑言に耐えさえすればパフォーマンスは向上するわけではありません。
そして悲しいかな、顧問の指導の良し悪しは引退してからじゃないとわかりにくいものなのです。
卒業して何年か過ぎて「あの部活で耐えて良かった」と思えたらホワイト部活。
「あの部活はクソみないで二度と思い出したくもない」と思ったらブラック部活。
その答えを知るために続けるのも良し。
そんな答えは必要無いと思って辞めるも良し。
全てはあなた次第です。
部活だけに固執せず、もっと柔軟に学生生活を楽しみましょう!
学生生活なんて長い人生で考えたらわずかな期間ですよ。
楽しまないと損!損!
この事を覚えておいてください。
それではまた。