バレーボール

サイドのディグを拾うために空手の構え!?迅速な動きを手に入れろ!

赤鬼
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ある晴れた冬の日・・・
僕は大阪のある中学校で生徒さんにバレーを教えていました。
そこで強打を打っていたのですが、その子が後方へ弾く・・・また弾く・・・。

 

「バカヤロー!!何回ポンポン後ろへ弾くんじゃー!!」

 

と普通の指導者なら怒号を飛ばしそうですが、ワタクシ赤鬼は仏のように心優しい一面を持っております。
(誰も言ってくれないから自分で言う)

 

小僧よ・・・こうしてこうしてこう構えたら動きやすくなるよ。
結果・・・

 

めっちゃ拾えるようになったしっ!

 

こんにちは!空手は黒帯、バレーは白帯クラスの・・・赤鬼です!
今は専ら戦闘スタイルはムエタイ。
バレーの試合で乱闘が起こったら任せとけいっ!

 

はい!初っ端からアホみたいなスタートで始まりました!
今回はですね、ディグ(強打レシーブ)の横のボールをよく弾く人に熟読して実践して欲しい内容です。

 

あなたは横のボールを後方へ弾かれてしまいがちではありませんか?
それは体のある部分が最初に外側へ開いているからなんですね。
今まで秘密にしていましたが、今回の記事で世に送り出す事に決めました!

 

だって、そない大した事ちゃいますから!

 

てなわけで早速紹介して行きましょう!
空手とバレーの奇跡のコラボ!
刮目せよ!!

1. バレーをやっていたら一生聞く事は無い言葉「南船北馬」

中国の言葉にこんな言葉があります。

南船北馬(ナンセンホクバ)

中国の北方は平地や山岳が多く、南方は運河が多いため「南船北馬」と言う言葉が昔生まれたのです。
南方の拳法は主に船の上で練習をしていたので、歩幅が狭く接近戦が得意な技術になりました。

 

その時、船上で安定した姿勢を保つために編み出された立ち方が「三戦立ち(サンチンダチ)」と言います。
これが非常にバランスの取れた立ち方なんですが、バレーの強打の構えで使うとサイドのボールが取りやすくなるのです。

 

試しに中学生に教えると、すぐにディグの精度があがりました!
その確率100%!

まぁ、教えたの二人だけやから100にもなりますわいな。
別にこの話はしなくても良かったのですが、せっかくなのでさせていただきました。

何となく。

では、次からは本当に具体的な方法をご紹介します。

2. サイドのディグを取りたければアレを内側に向けよう!

まずは試しにディグの構えをしてみて下さい。
その時、ある部分がほぼ全員外側へ向いています。
その部分とは・・・

 

つま先です。

 

そうなんです。
先ほど紹介した三戦立ちとはつま先を内側へ向ける立ち方になっています。
それを踏まえて一連の流れを見て行きましょう。

〇サイドのディグを拾いやすくする構え

  1. 通常の強打レシーブの構えを取る
  2. この時に内側へつま先を向ける
  3. ボールが飛んで来たら母指球で床を強く蹴る
  4. 斜め前方へ進むようにし肩を外側へ開かないようにする

たったこれだけです。
では画像で見て行きましょう。

まずはつま先を内側へ向けるようにしましょう。
僕は軽く向けていますが、お好みでもう少し内側にしても大丈夫です。

はい。
それでは実践です。
リラックスした状態で構えます。
相手がスパイクを打ってきました。

バレーの試合において、わざわざ正面にスパイクを打ってくれる親切な人はいません。
大体横に来る事が多いです。

 

そして横にボールが来たら母指球で床を強く蹴りましょう。
右に来たら左で、反対に左に来たら右で蹴る事がポイントです。

ちなみにここが母指球です。
人間は安定した姿勢を保とうとするとここで体を支えます。

 

試しに足場の悪い場所でつま先立ちや踵に体重を乗せて動き回って下さい。
きっとバランスが崩れるかと思います。

後方へボールがすっ飛ばされないようにするためにも、少し斜め前方に出るようにしましょう。
これで強力なスパイクが来ても後ろへ弾かれる可能性はグッと減ります。
以上がサイドのディグの取り方(変則的)です。
結構簡単でしょ?

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3. サイドのディグ補足説明

では少し補足説明に移りましょう。
まずはディグの構えの高さです。
よく構えは低くしろと言われる事があると思いますが、実はこの構えは通常だと腰を落としにくくなっています。

それを解消するために両足の幅を横に広げるだけで解消されます。
やはり腰が高いと強打に反応しにくくなりますからね。

 

続いてもう一つの補足です。
つま先を内側に向けるのってサイドに移動しやすいだけありません。
体を後方へ向けにくくする意味もあります。

 

例えば右側に強打が飛んで来たとしましょう。
この時に後方へ弾かれる人は、つま先が右に向いてしまっているのです。

 

そうなると大変。
右半身はスムーズに時計回りをし簡単にボールが後ろへ弾かれてしまいます。

そうならないためにも、つま先を内側へ向けるのです。
試しに内側に向けた状態で腕を組み、左右どちらでも良いので後方へ体を捻ってみましょう。
人間の関節の可動域の関係上、非常に向けにくくなったと思います。

また、肩も内側に向ける事もポイントです。
これで吹っ飛ばされる可能性は極めて低くなるでしょう。

 

画像では僕は右のつま先を外側へ向けていますが、軽く内側へ向けると更に安定するのでやりやすい人は実践してみてください。
以上、補足説明でした。

4. サイドのディグ まとめ

それでは最後のもう一度おさらいしましょう。

〇サイドのディグを拾いやすくする構え

  1. 通常の強打レシーブの構えを取る
  2. この時に内側へつま先を向ける
  3. ボールが飛んで来たら母指球で床を強く蹴る
  4. 斜め前方へ進むようにし肩を外側へ開かないようにする

〇補足説明

  • 構えを低くしたければ足の横幅を広げる
  • つま先を内側へ向けると体が捻りにくくなり後方へ弾かれにくくなる
  • 肩も内側へ向けると更に吹っ飛ばされる可能性ダウン

いかがでしたか?
この方法はおそらくバレーのどの教本にもネットにも載っていません。
空手を経験したからこそ発見できた方法です。

 

これでディグの性能を更にアップさせましょう!
あっ、ちなみにこれはあくまでディグの構えなのでサーブカットなどでやりにくいって人は普通の構えでも問題ありません。

 

あくまでスピードのあるボールに素早く反応するための構えですので。
状況に応じて使い分けるようにしましょう。
それではまた。

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