オーバーハンドパス

バレーボール ディグのコツ オーバーハンドレシーブ編

赤鬼
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バレーボールのディグにおいて、全てのボールがアンダーハンドで処理できるわけではありません。
自身のポジショニングやボールの軌道によってはオーバーハンドで強打を拾う必要があるわけです。

 

やめて~!!顔はやめて~!!
顔は私の命なの~!!

 

そんなあなたの可愛い(?)もしくは美しい(??)顔を守るためにもマスターして欲しい技があります。
それこそ今回のメニュー「オーバーハンドレシーブ」です。

 

こんにちは。
相変わらずバレーの教え子に雑に扱われている赤鬼です。

 

今日は前回のディグとは打って変わり、オーバーハンドで強打をとる方法です。
中学生の指導をしていると、皆さんなかなか手こずっている印象を受けます。

 

では!この赤鬼がバレーボールのディグ(オーバーハンドレシーブ)のコツを解説させていただきましょう!
レシーブは死ぬほど苦手なんですが、大丈夫!大丈夫!
人生、気合と根性で9割方なんとかなりますよ!(多分・・・)

 

では、ディグ(オーバーハンドレシーブ)のコツ、始まるよ~!

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1. オーバーハンドレシーブ一連動作

では早速、オーバーハンドレシーブの一連動作を見ていきましょう。

○ オーバーハンドレシーブ一連動作

  1.  相手スパイカーの体の向きや助走などからレシーブ位置を決め、ボールを見る
  2.  ボールの軌道が高いと判断した瞬間にオーバーハンドレシーブの形を作る
  3.  手のひらを前方斜め上方向に向け、ボールの底に手のひらを当てる
  4.  返球したい場所へ手のひらを向ける(無理にセッターに返そうとしなくても良い)
  5.  味方の頭上よりも高い位置に上げるとオーバーハンドで二段トスができる
  6.  二段トスが上がった直後、ブロックフォローに入る

 

続いて写真です。

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相手スパイカーの動きからスパイクのコースを読みレシーブ位置を決めましょう。
この時じ~っと直視するよりも、ぼ~っと全体を見渡すようにすると反応しやすくなります。

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ボールの軌道が高いと判断した場合、オーバーハンドレシーブの手の形を作りましょう。
高さの判断基準としては、水月(みぞおち)よりも上だとオーバー、下だとアンダーです。
まぁ、胸元に来てもレシーブする方法はありますが、一つの目安と覚えておいていただけたらと思います。

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手のひらを斜め前方上部に向けて、ボールのやや下を手のひらに当てましょう。
たまに高さ調整が上手く行かずにボールの側面に当ててしまう方がいますが、それでは上手く上がらないので注意が必要です。

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オーバーハンドレシーブはボールコントロールが難しいので、無理にセッターに返そうとせずにコート中央あたりを狙いましょう。
セッターに返そうとすると、ほぼネットを越えてしまいます。
腕に自信があるのであればAキャッチを狙うのもありですが、個人的には二段トスにした方が無難かと・・・。

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ボールを上げる高さの理想は「味方の頭の高さよりも上」です。
これで大方、二段トスにできます。

 

昔、ボールをレシーブして「上がった~!!」って叫んだ事があるのですが、味方の頭の高さよりも下だったんです。
すると監督が「どこが上がってんねん!!アホか!!」と怒られた事があります。

 

それ以来、僕のボールが上がった基準はこれになりました。
・・・・・味方がフォローできる高さやったらええがなっ!!ヽ(`Д´)ノ

2. オーバーハンドレシーブ 補足説明

先程は僕のムカムカパラダイスの話で終わりましたが、気を取り直してオーバーハンドレシーブの補足説明にいきましょう。
補足説明の項目は以下の2点です。

  •  オーバーハンドレシーブの手の形
  •  ボールを取るべき位置

来週もまた見てくださいね~♪
ジャン、ケン・・・・・
いやいやいやいや、ちゃうちゃう。
ちゃいまっせ!サ○エさんの予告やないんやから。

 

オーバーハンドレシーブの補足でしたね。
失礼しました。
では、気を取り直していきましょう。

2-1. オーバーハンドレシーブ手の形

まずはオーバーハンドレシーブの手の形を見ていきましょう。
これは人それぞれやり方があるでしょうが、最も使用者が多いのがこのやり方ではないでしょうか?

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・・・・何か、フ○イデーされてるみたい。
さて、こちらが一つ目の手の形です。
あなたもこれで習ったのではありませんか?

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ちなみに後ろから見るとこんな感じです。

dot4

ちなみに僕のやり方はこうです。
別に「いないいないばぁ」をやっているわけではありません。

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レシーブする面積を広げるためにこのやり方をやっています。
また、手のひらがボールの勢いに負けてバラバラにならないように親指でロックしているわけです。

 

自分はこっちの方が早く手の形を作れるので、こっちの方がやりやすいですね。
あなたも好きな方で実践して見てくだされ。

2-2. ボールを取るべき位置

続いてボールをとらえる位置です。
オーバーハンドレシーブをやっていると、ボールが後方へ弾かれてしまう事がありませんか?
もしかして、これが原因かもしれません。

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頭の上でボールをとらえてしまっています。
写真では、まだ何とか前方へ行けるかもしれませんが、頭の真上だとほぼ後ろへ弾かれてしまいます。

 

特にこの後に説明させていただく「オーバーハンドパスで強打を処理する方法」だと、上記の写真の位置でも弾かれる事があります。
では、どうすればいいのか?

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答えは簡単。
前の方でボールをとらえるといいのです。

こうする事によって後ろへ弾かれる可能性がグッと下がります。
前で取るとは言っても、勢いよく手を前に出すと相手コートにボールが返ってしまうので注意してください。
以上、オーバーハンドレシーブの補足でした。

3. 強打をオーバーハンドパスで取る方法 一連動作

では次は、相手の強打をオーバーハンドパスでとる方法です。
まずは一連の流れを見ていきましょう。
先ほどのオーバーハンドレシーブとほぼ同じです。

○ 強打をオーバーハンドパスで取る方法 一連動作

  1.  相手スパイカーの体の向きや助走などからレシーブ位置を決め、ボールを見る
  2.  ボールの軌道が高いと判断した瞬間にオーバーハンドパスの形を作る
  3.  指先に少し力を込めて、指で弾くようにボールに触れる
  4.  返球したい場所へ手のひらを向ける(無理にセッターに返そうとしなくても良い)
  5.  味方の頭上よりも高い位置に上げるとオーバーハンドで二段トスができる
  6.  二段トスが上がった直後、ブロックフォローに入る

違いは手の形のみとなっています。
では画像で見てみましょう。

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相手スパイカーの体の向きなどからレシーブ位置を決めます。

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はい。これも同じですね。
ただ先程、みぞおちよりも上はオーバーハンドレシーブしましょうと言いましたが、オーバーハンドパスだと処理しにくいかと思います。
その場合は胸元でレシーブするようにしましょう。

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ボールが襲いかかって来たら指に力を込めて弾くようにして処理しましょう。
通常のオーバーのようにボールを優しく包み込むようにすると・・・・ほぼ100%弾かれるか、最悪の場合だと突き指をしてしまいます。

 

突き指すると「痛えよ~!!!」と、北斗の拳のハート様のように叫ばなければなりません。
僕はもうバレー歴が長いので、オーバーで突き指する事はありませんが、タンスの角に足の小指をぶつけて「痛って~!!めっさ痛いがな!!」と今でもたまに悶絶します(泣)

 

ほんと、このオーバーハンドパスで強打をとるときは突き指に要注意ですよ。
普段の生活でもタンスの角に要注意ですYO~。

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はい。これがラストです。
このオーバーハンドパスでも無理にセッターに返す必要はありません。

 

が、ボールコントロールがオーバーハンドレシーブよりもしやすいので、狙えるのであればセッターへの返球を積極的に行うのもありかもしれませんね。
その判断はあなたにお任せします。
以上、オーバーハンドパスで強打を処理する方法でした。

4. 強打をオーバーハンドパスで取る方法 補足説明

では補足説明に行きましょう。
これも項目は以下の2点であります!!(ケロロ軍曹)

  •  オーバーハンドパスで強打を取る時、力負けしにくい方法
  •  オーバーハンドパスで横に飛んできたボールを取る方法

では、あなたの貴重な時間も押して来てケツカッチン(後ろに予定があると言う意味)なので、ちゃっちゃと行きましょう。

4-1. オーバーハンドパスで強打を取る時、力負けしにくい方法

オーバーハンドレシーブの補足説明で、ボールが後方へ弾かれないようにするために前の方でボールを取るべきと言いました。
今回のオーバーハンドパスで強打を取る場合、もう少し補強する事をおすすめします。
その方法がこちら。

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両肘を軽く内側に寄せるようにする」です。
よく、オーバーハンドで強打を取る際に脇を広げてしまう方がいます。

 

そうすると、たちまち腕が弾かれてボールが後方へ飛んで行ってしまうのです。
それを防ぐためにも上記の方法をおすすめします。

 

かつて教え子にこの方法を伝えたところ、ボールの勢いに負けなくなった事があります。
そこで「僕の指導が良いのか、君の才能が良いのかどっち?」と聞いてみました。
「赤鬼さんの指導が素晴らしすぎるからですっ!!」なんて言ってくれるわけもなく「私の才能が良いからですっ!!」と元気よく即答してくれました。

 

イタチザメにケツ噛まれたら良いのに(`・ω・´)

4-2. オーバーハンドパスで横に飛んできたボールを取る方法

続いて「横に飛んで来たボールを取る方法」です。
かなり長くなりましたが、いよいよ最後の項目ですよ~。
これは写真で見て行きましょう。

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ボールが今までの項目とは違い、横方向へ飛んできました。
この時に行きたい方向と逆の足を強く踏み込みましょう。

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下半身を先に移動させるように意識しながら動きましょう。
よく上半身だけが移動して下半身が残っている方がいますが、これではオーバーハンドレシーブはできません。
必ずボールの正面に入る事に全身全霊をかけましょう。

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ボールに飛びつくように正面に入りましょう。
その様たるや肉食獣のごとし!
これでバッチグー(死語)です!

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この項目の補足です。
強打はボールのスピードが早いので、どうしても上半身が先に移動する事があります。
仮にそうなったとしても・・・

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必ず下半身も後から着いてくるように移動させましょう。
先程も触れましたが、こうしないとボールの返球ができなくなっていまいますので。
以上、オーバーハンドパスで強打を取る方法 補足説明でした。

5. オーバーハンドレシーブまとめ

最後にオーバーハンドレシーブの方法をまとめましょう。

○ オーバーハンドレシーブ一連動作

  1.  相手スパイカーの体の向きや助走などからレシーブ位置を決め、ボールを見る
  2.  ボールの軌道が高いと判断した瞬間にオーバーハンドレシーブの形を作る
  3.  手のひらを前方斜め上方向に向け、ボールの底に手のひらを当てる
  4.  返球したい場所へ手のひらを向ける(無理にセッターに返そうとしなくても良い)
  5.  味方の頭上よりも高い位置に上げるとオーバーハンドで二段トスができる
  6.  二段トスが上がった直後、ブロックフォローに入る

○ 補足

  1.  手の形は2種類ある(やりやすい方法でオッケー)
  2.  ボールが後方へ行かないように前方で処理するようにする

○ 強打をオーバーハンドパスで取る方法 一連動作

  1.  相手スパイカーの体の向きや助走などからレシーブ位置を決め、ボールを見る
  2.  ボールの軌道が高いと判断した瞬間にオーバーハンドパスの形を作る
  3.  指先に少し力を込めて、指で弾くようにボールに触れる
  4.  返球したい場所へ手のひらを向ける(無理にセッターに返そうとしなくても良い)
  5.  味方の頭上よりも高い位置に上げるとオーバーハンドで二段トスができる
  6.  二段トスが上がった直後、ブロックフォローに入る

○ 補足

  1.  ボールの勢いに負けないように両肘を内側へ軽く寄せるようにする
  2.  横のボールを取る時は正面に入る事を意識する(下半身の動きが重要)

以上、オーバーハンドレシーブのコツでした!
まさかこんなアホみたいに長い記事になるとは夢にも思いませんでしたよ(;´Д`)

 

オーバーハンドレシーブは比較的怪我をしにくいですが、強打をオーバーハンドで取る時は先程の説明にもありましたように突き指をする可能性があります。
それを防ぐためにも日頃から指の鍛錬を怠らないようにしましょう。

 

結局、強打をオーバーで取ろうと思ったら「指の鍛錬」は必須項目になりますからね。
指の力が着いたら積極的にオーバーハンドパスで強打を取りにいってみましょう。
プレイの幅が広がりますよ。

 

繰り返しますが突き指には気をつけてくださいね。
後・・・・タンスの角にも。
それではまた。

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