二段トスを上手く上げるコツってある?それは◯◯が大事!

バレーボールにおいて、味方のレシーブは必ずしもセッターに返るものではありません。
 そんな時はセッター以外の選手がトスを上げる必要があります。
 それが・・・
二段トスです!
二段トスに大事なものは・・・
 そう・・・それは愛!
 これを裏付けるエピソードが、昔の僕の試合にあります。
赤鬼「二段トスに最も大事なものは、エースが思いっきり打ち込めるために少しでも良いトスを上げてやるって言う愛情ですな〜」
チームメイト「そうか・・・お前のトチ狂った発言はいつもの事やからええとして・・・さっきのトスなんやねん?
 天井に付くんちゃうかってくらいアホみたいに高いオープンやったけど?
 お前に対しては愛情どころか殺意すら湧いたわ」
赤鬼「ど・・・」
チームメイト「ど?」
赤鬼「どんなトスでも打ってきめる!それがエースやろがっ!!?」
チームメイト「はぁ〜〜!!!!?さっきと言うてる事全然ちゃうやんけ!この数秒の間にお前の身に何が起きてん!?」
・・・こんにちは!愛の伝道師・・・赤鬼です。
 ほんまにチームメイトの愛情の無さには嫌気がさしますわ。
こんなに悲しいのなら・・・苦しいのなら・・・
愛などいらぬ!!!
「北斗の拳 イチゴ味」ってめっちゃ面白いよね♪
 さて、自分でも何の記事を書いているのかわからなくなるくらい脱線しましたが、今回は二段トスの事について解説してみたいと思います。
 二段トス・・・結構、難しかったりしますよね?
そんなあなたのために、少しでも良いトスが上げれるようにお手伝いさせていただきます。
 では、本題に移りましょう!
1.二段トスを上げるコツ 一連の流れ
それでは二段トスを上げるためのポイントを、一連の流れて解説して行きましょう。
○ 二段トス 一連の流れ
- 味方がカットしたボールの落下地点に1秒でも早く入る
- 膝をしっかりと曲げて体を沈みこませる
- ボールをキャッチしたらそこから思いっきり背伸びをするように全身のバネを使ってトスを上げる
- すぐにブロックフォローに向かう
では、今度は画像で細かく見て行きましょう。
 味方がカットして乱れたボールの落下地点に素早く移動しましょう。
 ポイントは右足、左足のどちらでも良いので落下地点に早く置く事です。
この時に他の選手が来て、接触やお見合いをしないように声を出しましょう。
 「オッケー!」「任せんしゃい!」「オラが取るぞ!」
 なんでも結構です。
 自分がトスを上げると言う意思表示が重要となります。
 落下地点に到着したら、膝をしっかりと曲げて体を深く沈み込ませましょう。
 これが出来ていないばかりに、ボールが届かない方がたまにいます(中学生だとめっちゃいます)
 この時に、トスを上げる方向に体の中心(わかりやすく言えばおへそ)を向けましょう。
 二段トスを上げたい場所を円の中心とするならば、そこに体を向けてボールをあげます。
 深く沈み込んだ体勢から、思いっきり背伸びをするように全身のバネを使って二段トスを上げてください。
 体の向き、オーバーハンドでしっかりとトスを上げる技術、そしてエースが少しでも打ちやすいトスを上げると言う愛情。
 この3つが揃えばこの通り!
 綺麗なトスが上がりました。(贅沢言うとボールもう1つ分左ですね)
 今度は別の場所からも上げて見ましょう。
 場所が変わってもやる事は同じです。
二段トスを上げる場所を円の中心と仮定して、そこにおへそを向けます。
 そこからしっかりと体のバネを使ってボールを上げると・・・
 はい、この通り。
 以上のポイントを踏まえて、しっかり練習して行きましょう。
コツはとにかく落下地点に早く入る事です。
 遅いと、なかなか上手く二段トスができない恐れがあるので注意してください。
2. 二段トス補足説明
続いて二段トスの補足説明をして行きましょう。
 まずはこちらの画像をご覧ください。
 二段トスはレシーブした後のボールの高さが常に一定ではありません。
 びっくりするくらい高いボールだったり、逆に少し低かったり・・・
その低い状態で落下地点に入ると、移動の勢いが止まらずそのまま体が流れてしまう事があります。
 この状態でそのまま二段トスを上げると・・・
 ネットに近かったり離れたりしたボールになります。
 ちなみに本来なら上記の画像だと近いトスになるのですが、調節を大失敗して思いっきり離れたトスになりました(・・;)
 では、この場合どうしたら綺麗なトスになると思いますか?
 答えは簡単!
 体が流れている方向とは逆の力を少し加えるだけです。
 例えば上記の画像のように体が右に流れているのであれば少しネットから離すつもりで二段トスを。
 反対に左に体が流れているのであれば少し右を狙ってトスを上げるようにしましょう。
 これは体が流れている方向の力を調節するための動作です。
右に体が流れたら少し左を。
 左に体が流れたら少し右を狙う事を意識しましょう。
 ただし、これは左右の位置の調整なので距離もまた自ら調節する必要がある事をお忘れなく。
3. 二段トス補足説明その2
 勝負がかかっている場面で、二段トスを上げるのはやはりエース!
 プレッシャーが大なり小なりかかった状態でのスパイクなので、そこはやはり声で後押ししてあげましょう。
「打てっ!」「決めろっ!!」「ブロック2枚!!」
 エースの気力が上がるような掛け声をチーム全体で叫びましょう。
こうする事でエースの気力も上がり、強烈なスパイクをぶちかましてくれるはずです。
 万が一、ふかしたりネットに掛けた場合は「どんまい!次は決めろよっ!」と前向きな声を掛けて上げるのがベスト!!
ちなみに僕が「ナイスでビューティフルでエレガントな二段トス」を上げたにもかかわらず、味方エースが失敗したらどうするか?
 獲物を追いかけるチーターばりのスピードで近づき、満面の笑みでこう言います。
「おい小僧・・・今のトスの何が気に入らんねん?
 次、決めへんかったら幕之内一歩ばりのガゼルパンチな(*´∇`*)」
※ガゼルパンチ 元ヘビー級ボクサー「フロイドパターソン」のフィニッシュブロー
 深く沈み込んだ状態からジャンプして相手のアゴをブチ抜く豪快なパンチ
こうやって脅す励ます事でエースは一念発起し、次のスパイクを決めてくれるのです。
 お分かりでしょうか?
 これがチームワークですよ♪
4. 二段トスまとめ
それでは今回のメニュー「二段トス」をまとめて終わりにしましょう。
○ 二段トス 一連の流れ
- 味方がカットしたボールの落下地点に1秒でも早く入る
- 膝をしっかりと曲げて体を沈みこませる
- ボールをキャッチしたらそこから思いっきり背伸びをするように全身のバネを使ってトスを上げる
- すぐにブロックフォローに向かう
 
○二段トス 補足説明
- 体が流れたら反対の力を加えて左右の位置を調節する
- あくまで左右の位置調節なので距離は距離で考えて上げる
- エースが思いっきり打ち込める掛け声をかける
以上、二段トスのコツでした。
 中学と高校で二段トスを死ぬほどやらされた事がありましたが、ほんまにキツかった・・・
上げても上げても思った位置に上がらず、明日さえ見えない日々が続いたのです。
 しかし、二段トスは愛だと気付いた時に不思議と段々と綺麗なトスが上がるようになりました。
そう!
 愛こそが正義!
 愛こそが二段トスなのです!
この事を先輩に言うとこんなコメントが返ってきました。
きっしょ〜(気持ち悪いって意味)
・・・ちょっと奴とデュエルしてきます。
 拳で!!!
ちなみに二段トスはオーバーで距離が出ないって方がいます。
 そんな時はオーバーの距離を出せる方法を学ぶか、アンダーで二段トスを上げましょう。
下記記事に詳細が載っていますので、合わせてご覧ください。
 それでは!
 ナイスな二段トスを上げれるように頑張ってください! 



















