バレーボールを上達させたいって思っている君!ちゃんと〇〇してる?
2018年某日・・・
ある学校のサーブ練習中にコートの横でボール打とうとしない一年生がいました。
この光景を見て「おいっ!何でサーブ打てへんねんっ!ちゃんと打てよ!!」とガミガミ怒る僕じゃあござぁせん。
何故なら・・・
今までに何度も見たことがある光景だからです。
こんにちは!かつてバレーが上達せずに自分の殻に閉じこもっていた事がある・・・赤鬼です!
私は貝になりたい・・・。
さて、これを読まれているあなた!
上記の一年生のようにサーブ練習中に物怖じして打たないなんて経験ありませんか?
この状況は今までの経験上、こんな理由があります。
- 失敗する事が恥ずかしい
- 皆に隠れてサボっている
- サーブが入らないから打ちたくない
まぁ、二つ目の項目は論外として1、3は誰しもサーブ以外でも感じた事があるのではないでしょうか?
日本の悪しき風習とでも言いましょうか?
失敗=悪い事と言ったものがあります。
失敗したらいけないと感じる事は、意外と普通な事なのかもしれませんね。
しかし、僕はここであえて逆のことを声を大にして言いたい!
バレーが上達したけりゃ・・・
たくさん失敗しようっ!
フッ、言っちまったぜ・・・。
これで全国の指導者を敵にまわしちまったぜベイベー。
確かにこれだけ見たら「何ちゅうこというねんっ!このアホ!ドたまカチ割って脳みそストローでチューチュー吸うたろかっ!」と思うでしょう。
そして関係ありませんが、僕の脳ミソは吸える程無ぇ!
せいぜいスプーンで少しほじくれる程度だ。
・・・本題に戻りましょう。
確かに失敗する事は悪とされていますが、失敗そのものは上達するのに必要不可欠な事なのです。
その理由をこれからお話しましょう。
この記事を読み終わる頃には「失敗」のイメージが変わるかもしれないぜぃ。
Contents
1. 失敗には良い失敗と悪い失敗がある?
バレーが上達するためには失敗をしようと言いました。
この言葉だけを鵜呑みにすると「そうか。たくさん失敗しても良いのか。じゃあ、どんどん失敗しよう!」となりがちですが、良い失敗と悪い失敗がある事をお忘れなく。
悪い失敗と言うのもは「その失敗から何も学ばない事」反対に良い失敗は「そこからダメな部分を見出し改善して行く事」なのです。
今まで色んな子にバレーを教えてきましたが、やはり上達する子と言うのは「転んでもただでは起きぬっ!」という傾向が強い気がします。
例えばサーブが入らなかったら何が原因が一度考え「これじゃあダメだ。ではこうしてみたらどうなる?」と言ったように試行錯誤してる様子がうかがえます。
反対に、なかなか上達しない子と言うのは失敗しても何も考えず、ただ数をこなしているだけの感じでした。
その結果、1~3ヶ月過ぎても同じような事で顧問の先生に怒られたりします。
バレーが上達するために必要不可欠なものは運動能力ばかりが注目されがちですが、実はこう言った内面の部分も大切だったりするのです。
指導者に同じような事を指摘されるのであれば、一度手を休めて何が原因でどうしたら出来るようになるのか考えてみましょう。
それで出来るようになったら、今まで積み重ねて来た失敗は「良い失敗」だったと言う事です。
2. 指導者に全否定されても気にするな!
世の中にはブラック部活なるものがあります。
顧問による暴言、理不尽な要求。
当然、バレー部にもそんな顧問の先生がいらっしゃるのも事実です。
僕もそんな顧問の先生を試合会場で何度か見た事があります。
どういうつもりで言っているのかわかりませんが、その子の存在そのものまで否定するような暴言もチラホラ。
他にも両足を前にはね出して「あー!あー!いつになったらそのボール取れるんかなー!?」「お前一人のせいで負けるねんっ!ボケが!」と具体的な指導もしないまま文句ばかり・・・。
いや・・・指導してあげようよ。
その発言で悔しい気持ちになって一念発起して「見返してやる!」と思う子もいますが、大半は頭真っ白でプレイまともにプレイできないのがほとんどです。
本題から少し外れましたが、あなたの部活の顧問の先生がこんな感じなら気にする必要はありません。
ちゃんと自分の事を考えての発言だったら応じる必要はありますが、感情に任せての怒号だけだったら基本スルーで問題ないでしょう。
本当に生徒の事を思っているか否かなんて引退してからじゃないとわかりにくいものですしね。
自分のプレイが否定されたからと言って凹むなんて疲れるだけですよ♪
一度冷静になって怒られているプレイの何が悪いのか考えてみましょう。
それだけでも全然変わってくるものですよ。
3. その「ちくしょー!」は、いずれ来る「イェーイ!」につながっている!
今から何十年も前の話です。
僕は大阪の某中学校のグランドにいました。
そう・・・生まれて初めてバレーボールのサーブを打つ瞬間でした。
打っても打ってもボールはネットを越えない・・・。
「くそ・・・俺がサーブ打つ時だけ、ネット2~3mくらい移動してるんとちゃうか(# ゚Д゚)」
そうブツブツ文句を言いながらひたすらサーブを打っていた僕。
「あー!もう頼むから入ってくれやー!( ゚Д゚)」
力まかせに打ったボールはヒョロヒョロと頼りないものでしたが、陸上部の走高跳びのごとくネットを越えました。
「・・・入った。うわー!!!入ったー!!!」
そう、僕の人生初の「イェーイ!」はフローターサーブだったのです。
これくらいの事で大喜びしたら、決まって「それくらい当たり前だ。大げさだ。」と、水を差してくる先輩や指導者がいたりします。
しかし、そんな「イライラ製造工場 工場長」の言う事なんて無視しておけばいいのです。
結局、人の粗を探すような人は悪い部分ばかり見る傾向が強いわけなんですよ。
小さな「イェーイ!」を一緒に喜んでくれる人こそが、真のチームメイトになってくれる可能性が高い人なんだぜい。
このようにほんの小さな成功体験を積み重ねる事こそ、バレー上達に必要になってくるのです。
そもそも、僕のバレーの技術の全ては「失敗の積み重ね」から習得したもの。
バレー初めて間もな方なら、どんどん失敗して改善して成功して行けばいいのです。
迷わず行きましょう!
その失敗は上達への道となっているのですから。
4. バレーが上達するための〇〇 まとめ
それでは今回の記事を再度まとめましょう。
〇バレーが上達するために必要なもの まとめ
- 失敗しても、ちゃんと原因を突き止めて改善して行く
- 顧問に自分の存在やプレイを否定されても気にしない(ただし自分の事を思っての発言なら応じる)
- 小さな成功体験を積み重ねて行く
- 失敗は上達への道へと続いている
いかがだったでしょう?
バレーが上達するためには失敗がいかに重要かおわかりいただけたと思います。
繰り返しますが、失敗しても「あー、失敗しちゃった・・・あーあ。」と思考停止するのが一番いけません。
上達するためにはそこから何を学ぶかが大事!
また、バレーの上手い下手なんて関係無い事(返事等)で注意を受けるのも無しにしましょう。
そんなつまらない事で何度も注意されるなんて、時間とエネルギーの浪費です。
上達したければ、なるべく遠回りをせずに行きましょう!
いつか「イェーイ!」と叫べる日を信じて。
それではまた。