今更だけどスパイクを高速スイングにする方法を検証してみた!
ある日・・・クソ暑いジムの中でこんな会話をしていました。
赤鬼「パンチを打つスピードってどうしたら早くなるんですかね?」
ジムの先輩「腕のスピードは一定まで来たらそれ以上早くならないみたいです。だから腹斜筋の動きなどで早くすると良いですよ。」
なるほど・・・腹斜筋か・・・。
んっ?待てよ。
これってバレーにも応用できるんじゃ?
そう!バレーのスパイクに!!
こんにちは!この記事を書いている前日、腹斜筋のトレーニングをして筋肉痛の・・・赤鬼です!
くしゃみしても痛いがな(´;ω;`)
今回はズバリ「スパイクのスイングを早くする方法」をご紹介してみたいと思います。
本当に今更なんですが・・・。
しかし、わかっていたとしても意識すると意外に使える事がわかったので覚えておいて損はないでしょう。
では早速行きましょう!
この記事を読み終わる頃・・・あなたのスイングは超高速カメラにも映らないスピードになるでしょう。
おそらく・・・。
1. 高速スイングは兎にも角にも〇〇が大事!
スパイクのスイングを早くするためには重要なポイントがあります。
それが・・・リラックスです!
試しにやってみていただきたいのですが、ガッチガチに肩に力を入れた状態でスイングをしてみてください。
いかがでしょう?
スムーズに回せたでしょうか?
筋肉が硬直して若干、回しにくかったと思います。
例えるならばボールを棒で叩いているようなもの。
逆にリラックスした状態でスイングし、インパクトの瞬間に手首に力を一気に込めてスナップして叩くと強力なスパイクが打てます。
これは棒とは対照的に「ムチ」のような しなやかなもので叩いている事になるのです。
ではこれを踏まえて一連の流れを見て行きましょう。
〇スパイクのスイングを高速にする方法
- 助走開始の段階から肩の力を抜く
- バックスイングの時はリラックスしても力を込めて跳んでもOK
- 空中で再度リラックスする
- 外旋と内旋を意識する
- 内旋を行う時に腹斜筋にグッと力を込める
- ボールのインパクトの瞬間までリラックスする
- インパクトの瞬間に手首にグッと力を込めてスナップを効かせて打つ
では画像で見て行きましょう。
助走開始の状態です。
画像ではわかりにくいですが、既に力を抜いています。
先ほどの一連の流れとは相反する事が書かれていますが、バックスイングの時は力を込めても問題ありません。
やはり人によって広背筋に力を込めた方が跳べるという場合もありますから。
スパイクジャンプをやり始めた状態です。
この時に肩に力が入っている方が初心者によく見受けられます。
ガチガチでは打ちにくいので力を抜く事を意識しましょう。
ジャンプをしたら右半身をしっかり後方へ引きましょう。
空中で後方へ引くためには広背筋の力が必要です。
いよいよボールを叩く瞬間が来ました。
打ち始めの時に左の腹斜筋(脇腹)にグッと力を込めて体を回転させましょう。
とは言えここで肩に力を込めると台無しなので注意してください。
この内旋のスピードこそ、高速スイングの要となります。
筋トレで強化できるので普段のメニューに取り組む事を強く勧めます。
ボールを打つぎりぎりのところまでリラックスし、叩く瞬間に手首のスナップで打ち込みます。
肩を起点にしてしっかりと振りぬくようにしましょう。
以上が高速スイングの一連の流れです。
2. リラックスの基本はやっぱり〇〇でした!
試合のような緊迫した状態でリラックスをしろと言われてもなかなか難しいもの。
では、最も簡単にリラックスをするにはどうしらた良いのでしょうか?
それはある部分を脱力させる事です。
その部分とは・・・肩です!
よく緊張している人に対して投げかける言葉として「リラックスして!」の他に「肩の力を抜け!」というものがあります。
人間は緊張すると、肩が若干上がって力んだ状態になるのです。
ですから、スパイクの高速スイングをやるためには意図的に肩の脱力を意識する事が重要になってきます。
他にも、肩を脱力する事で体の緊張が解け、体が動かしやすくなるという利点があります。
事実、この記事を書いている前日にムエタイのスパーリングの時に肩を脱力する事で相手の攻撃等を防ぎやすくなりました。
また、視野も広がるので相手の動きもよくわかるというオプション付き。
自分のレベルが一つ上がったと感じた瞬間でした。
体も心も緊張していると感じたのであれば、肩の脱力を意識するようにしましょう。
3. 高速スイングにはあれも必要!
スパイクの高速スイングは体を脱力させる事が大事と口が臭くなるまで言ってきました。
しかし、これでもまだ不十分です。
更にスピードを上げるためには体の連動性を意識しましょう。
ボクシングなどでは右ストレートを打つ際、後ろに引いた右足を捻りながら体を回転させて打ちます。
順番としては右足首から捻り、その後に腰を回転させてパンチを放つのです。
体幹で発生した捻り運動に加えて、肩と肘の伸びる運動を加えます。
最後に、拳を内側にえぐりこむようにして回転させる事で強力なパンチになるわけです。
これをバレーのスパイクを例にすると、空中なので足首の回転運動はありません。
先ほどの説明にもあった「外旋」「内旋」の横回転、体を少し前に曲げる縦回転に加え、肩を起点にした縦回転で高速スイングは発生するのです。
またジャンプ力がある選手なら、最高到達点から体が落ち始める時に打つと体重の落下する力が加わるので、更に強力なスパイクを打てるようになるでしょう。
体のリラックスと同時に体の動きもしっかりと意識してみてください。
4. スパイクの高速スイングまとめ
では、今回のお題「スパイクの高速スイング」をまとめましょう。
〇スパイクのスイングを高速にする方法
- 助走開始の段階から肩の力を抜く
- バックスイングの時はリラックスしても力を込めて跳んでもOK
- 空中で再度リラックスする
- 外旋と内旋を意識する
- 内旋を行う時に腹斜筋にグッと力を込める
- ボールのインパクトの瞬間までリラックスする
- インパクトの瞬間に手首にグッと力を込めてスナップを効かせて打つ
〇 補足説明
- 意識的にリラックスをしたいのであれば肩を脱力させる
- 肩を脱力させる事でスイングがスムーズにできる
- 「外旋」「内旋」をしっかりと使う事で高速スイングは生まれる
- 体幹トレーニングをしっかりと行う
以上がスパイクの高速スイングのやり方です。
どちらかと言うと男子向きの打ち方ですが「私、めっちゃパワーありますよ!リンゴ握り潰せます!」って言う「怪力女子」の方も挑戦してみましょう。
スイングが早ければ早い程スパイクは強力になりますからね。
相手チームのブロッカーの指をへし折るくらい強力なスパイクを目指しましょう!
ちなみ僕は折った事が・・・ありません!
いや・・・そんなん相手の子が可哀そうやん。
相手の指をへし折るのはあなたの道徳心に任せます。
もちろんトレーニングをする事をお忘れなく。
それではまた。