バレーボールにおいてスパイクを打つと立ちはだかる壁・・・
そうそれがブロック。
その立ちはだかるブロックが高いと、真下にドシャットされ心までへし折られそうになります。
何度も何度も自分の打つスパイクが叩き落される絶望感。
それを打開する方法が実はあります。
その方法こそが・・・・
ブロックアウトです!!
こんにちは!
最近、教え子の方がブロックアウト上手になってきて半分喜び、半分悔しい気持ちでいっぱいの赤鬼です。
もともとブロックアウトはそんなに得意じゃねーぜ。
さて、今回は対 高いブロック用兵器。
ブロックアウトのコツです。
これねー、僕のバレー史の中でいつ頃習ってマスターしたのか全く覚えて無いんですよね。
気がついたらできてましたみたいな。
ただ、今はもう試合では使いません。
ただ上がってきたトスを渾身の力でスパイクを打ち、ブロックごと吹っ飛ばす。
それが現在の我がプレイスタイル!
「ブロック?なにそれ?」
と、イキった発言を試合でした事もあるくらいです。
その直後に真下にズドンとブロックされて、チームメイトに死ぬ程怒られたんですけどね。
あいつらマジで400字詰めの原稿用紙に「思いやり」って言葉をひたすら書かせてやりたい・・・。
僕の二の舞にならないためにも、これからブロックアウトについて解説させていただきますね〜。
それでは行きましょう!
1. 相手ブロッカーをぶっ飛ばせ!ブロックアウト一連の流れ
ではでは、まず最初に一連の流れからご覧いただきましょう。
はい、こちらです。
○ブロックアウト一連の流れ
- 助走をする時に相手ブロッカーの位置を確認(直視では無い)
- スパイクジャンプをして相手ブロッカーの指先や腕の外側を狙って打つ
- コート外に弾き出す
たった3項目で終わってしまった・・・
だがしかし!画像では細かく解説しますよ!

ほとんどのブロッカーはストレート側を空けている傾向が強いです。
トスがアンテナに近い場所に来たのであれば、そのままストレートに打ち込みましょう。
このトスの位置でブロックアウトを狙えば、ブロックに当たらない可能性大!
無理せず素直にストレートを狙ってみてください。
では次に、トスがもう少し短くてブロックがガッツリついて来た状況を見てみましょう。

セッターがトスを上げて来ました。
相手ブロッカーはめっちゃ高い!
そんな時は相手の指先などを狙って・・・

コートの外で思いっきり弾き出してください。
これくらい外に出すと100%決まります!

今度はもう一つのパターンを解説しましょう。
これは失敗する確率が先ほどの打ち方よりも高くなりますが、一応紹介しておきます。
トスが上がって来たら、相手ブロッカーの指先の上を狙って・・・

相手コートの後方へ弾き出すべし!
ほんの少しだけ指先にかする事もありますが、そんな時は審判がアウトジャッジをする傾向があります。
その微妙なジャッジを覆すために「ワンタッチ!」と叫んでアピールをしてください。
打ちながら叫ぶのもアリですね。
ただし、打ち終わってからジャッジに文句を言いすぎると、イエローカードになる危険性がある事もお忘れなく。
以上がブロックアウトの一連の流れでした。
今回紹介した打ち方では、斜めにスイングしながら打つ方法をマスターしなければいけません。
下記記事に詳細を載せていますので、合わせてご覧くだされ。

2. まだまだ終わらない!ブロックアウト補足説明
この章ではブロックアウトの補足説明をして行きます。
まず最初にボールを位置から!

コースを打ち分ける時にボールは右肩に近い方が打ちやすくなります。
あまり右肩から離れた位置でボールを打つと、うまく弾き出せない傾向が強いです。
そうならないためにも、ボールを打つ位置をしっかりと意識してみてください。

適切な打ち方だと、下に叩き落とすようなブロックアウトも可能です。
ここまで下に叩き落とすと、拾う事は不可能となります。

続きまして体の向きについてです。
この画像のように、ネットに対して肩が(上から見て)ほぼ水平になるようにしてください。
わかりやすく言うと、ストレート方向を向いて打つって事です。

また、最初にも触れましたがトスが上がった後に、ボールの落下地点も重要です。
ブロックとボールの落下地点が重なる場所がベスト!
これが最もブロックアウトを狙いやすい位置になります。
とは言え、相手ブロッカーがあまりにも高さがなかったり、ネットから手が出ていない場合だと失敗する事も・・・。
そんな相手であれば無理にブロックアウトは狙わないようにしましょう。
あくまで高いブロック用の武器となりますので。
3. ブロックアウトまとめ
それでは今回のお題「ブロックアウト」について、もう一度おさらいしましょう。
○ブロックアウト一連の流れ
- 助走をする時に相手ブロッカーの位置を確認(直視では無い)
- スパイクジャンプをして相手ブロッカーの指先や腕の外側を狙って打つ
- コート外に弾き出す
○補足説明
- あまり右肩から離れた位置でボールをとらえない
- 上から見て両肩とネットがほぼ水平になるようにする(ストレート方向を向く)
- トスが上がってボールが落下してくる位置とブロックが重なる位置がベスト
- 相手ブロッカーが低かったり、ネットから手が出ていないのであれば無理に狙わない
これでブロックアウトのコツの説明を終わります。
この技なんですが、思いっきりドカンと決められるよりも正直イライラするんですよね〜。
精神的に脆いチーム相手なら、多用する事でイライラがつのって勝手に自滅なんて事も。
反対に味方からは技術の高さから称賛されたりと、何かとお得なテクニックです。
習得するのは基本さえしっかり出来ていればそこまで難しくは無いので、どんどん練習してマスターしてください。
あなたがブロックアウトをマスターすれば、チームに新しい武器が加わるのですから。
最後にもう一つ。
ネットに近いトスが来た場合、真下に叩き落される事があります。
それを避けるためのテクニックが「ワイピング」と言いますが、こちらも合わせて練習することをオススメします。
北斗の拳で例えるなら、トキの柔拳みたいなテクニックです。
ぜひ覚えてみてください!
下記記事に詳細が乗っておりますので、合わせて参考にしていただけたらと思います。
それではまた。

まぁまぁ前の記事の話になってしまいますが、最近部活をやめたいなと思っております。同学年のバレー部の人達と中々合いません、それにあまり仕事をしてくれないので、自分がほとんどやっています。プレイヤーのはずなのにマネージャーみたいになってるんですよね…もし、約2年後レギュラーになったとしてもその人達とはあまりバレーをやりたいとは思えません。
とりあえず、1週間部活を休ませてもらい、その間にもう一度考えてみたり親と相談してみたりしようとは思うのですが、赤鬼さん的にはどう思いますかね。
2,3年生には初心者という事もあり結構優しく教えて下さり、ありがたいとは思っているのですが、やはり辞めたいなという気持ちが上回ってしまっています。赤鬼さんの意見を聞かせて頂けると嬉しいです。
りくさんへ
返信ありがとうございます。
うーん、正直言って人間関係の悩みなどがあって、一週間部活を休んだ時点でもう答えは決まっているようなものではないでしょうか?
確かに自分だけ雑用をして他の人がやらないと納得が行かないのはわかります。
僕の高校時代にも同学年に数人いました。
当時は納得できない部分もありましたが、自分の本来の目的はレギュラーを取って試合で勝つ事でしたので、後々あまり気にはならなくなったのを覚えています。
人間関係はこれから先ずっとつきまとう問題です。
この人が嫌だから辞める、この人とはバレーがしたくないって理由で辞めるのであればそこまでだっただけの話でしょう。
しかし、これから先も反りが合わない人がいたら簡単に辞めれる状況ってのは少なくなって来ると思います。
確かに人間関係が嫌で仕事を辞める社会人も大勢いますが、やはりどこかで我慢するか自らコミュ力を高めて改善して行かなければどの環境でもやって行く事は難しいでしょう。
最終的な決断はあなたが出すとは思いますが、バレーを続たい、もっと上手くなりたいって気持ちよりも「人間関係が嫌で辞めたい」って気持ちが強いなら辞めても良いかと思います。
上記の事と矛盾している部分もあるかもしれませんが、一度下がったモチベーションを戻すには相当エネルギー使いますしね。
とは言っても、僕にわざわざコメントをくださったのも「このまま辞めていいのかな?」って気持ちの表れかもしれません。
せっかく一週間休みがあるので、じっくり考えてみる事をオススメします。
もし、まだ続けるとしてもこの先のバレー部の中で同じように雑用をしない人は出てくると思うのですが、初心者の自分が経験者の方々に雑用をやれと注意、お願いするのは平気でしょうか?喧嘩になったりしたらそれこそ、その後のプレー等に影響しないか?と不安です。
りくさんへ
返信が猛烈に遅れて本当に申し訳ありません。
初心者、経験者関係なく雑用は皆でやるものでしょう。
経験者だから雑用をしないなんて、いくら上手くてもバレー選手失格です。
堂々と頼めばいいでしょう。
ただし、言い方一つで人間関係がこじれる恐れもある事をお忘れなく。
「モップ掛けなんでやってくれないの?おかしいでしょ!」
「悪いけどモップ掛けやってくれない?人出がたりてないんだ」
注意と依頼の使い分けですが、相手に与える印象はかなり違うものだと感じませんか?
このように相手との関係(仲の良さ)などを見極めて伝える事をオススメします。
まぁ、相手との関係が良好になれば物事も頼みやすいですし、黙ってても手伝ってくれると思いますよ(相手がまともな方なら)
少々難しいところもあるかもしれませんが、まずは実践してみてください。
また何かあればコメントをいただけたらと思います。
よろしくお願いします。