電車で友達がワイワイ会話しているのに一人だけウォークマンで音楽を聴いている。
人との会話では基本ノーリアクション。
休み時間は一人机で居眠り。
これ誰の事だかわかります?
かつての僕です!
こんにちは!
昔はとんでもなく口下手でしたが、色々実践して見事に口下手を克服した…赤鬼です!
いやー、思い返すだけで我ながらよくここまで変わったなーと感じます。
かつては本当に「会話ってどうするの?」「人との会話なんて面倒や」と思っていました。
しかし自分自身「このままではいけない」と感じ、色々勉強したわけです。
本やネットでも調べたのですが、やはり対人なのでマニュアル通りには行かないもの。
そこで話し方が上手い人と接したり、トーク術に長けた芸能人を研究したりして実践して行きました。
お陰さまで今はかなり会話ができるようになったのです。
ただ、ここまでのレベルになるにはかなりの時間を要し、数え切れない失敗もありました。
(そんなつもりではなかったのに、相手の人を本気で怒らせた事も・・・)
なので今回の記事は、僕の数ある失敗の中で培ってきたものを余すことなく紹介しています。
これで、かつての僕のような方が減ってくだされば本当に嬉しいです。
人間生きていく上で会話は必須項目。
私生活はもちろん、学校や職場でも人との関わりにおいて必ず行うのが会話です。
中には人と関わらずに一人黙々と仕事をしていらっしゃる方もいるでしょう。
ですが、基本的にはほとんどの方が他者とのコミュニケーションで「会話」をしなければなりません。
「これだけ重要なスキルにも関わらず、学校で教えないのは何でやろ?」と最近、本気で感じます。
(カリキュラムの都合上仕方ないのですが…)
というわけで、今回は学校では教えてくれない会話のスキルを、口下手を克服した僕の経験に基づき解説いたします。
いずれ貴方もマシンガントークができるようになるかも!?
参考文献 古宮昇 著「マンガでやさしくわかる傾聴」
Contents
1 まずは会話を続けるための核を知ろう!
いきなり口下手の人に「さぁ!何でも良いので、とりあえず会話をしてみてください!」と言っても、正直難しいと思います。
それは何故か?
会話の流れがわからない傾向が強いからです!
じゃあ会話の流れとは一体何なのか?
大まかな流れは以下のようになります。
〇 会話の流れの作り方その1
- 相手に対して質問をする
- 質問の内容を掘り下げて行き会話を続ける
〇 会話の流れの作り方その2
- 相手に対して質問をする
- 相手からの質問の応答に出てくる「キーワード」から会話を広げて行く
〇 会話の流れの作り方その3
- こちらから話題を作る
- 相手にその話題を振る
- そこから1や2と同じように掘り下げたり広げたりする
僕が長い時間をかけて実践し、大まかな流れと感じたものが以上の3点です。
では次の章から、どんな風に会話をしていくのか具体的に見ていきましょう。
1-1. 会話を続かせる方法その1 質問を掘り下げる
よく「話し上手は聞き上手」と言いますが、その聞き手になるためには上手な質問は必要条件です。
この章では会話を続かせるための「質問内容を掘り下げる方法」を見ていきましょう。
僕の過去の会話を紹介するので参考にして頂ければと思います。
お題は「釣り」で、相手はかつての会社の上司です。
上記のように「釣り」と言うテーマに沿ってひたすら掘り下げて行く会話をしました。
この後も掘り下げて行った結果、「仕掛けはこう」「釣り方はこう」と延々と会話が続き、30分くらい仕事そっちのけで話をしました。
やはり人と言うのは、好きな事に対してはよく話をしてくれるので簡単に会話を続ける事が出来ます。
では今度は質問をしてから別のテーマに広げていく方法を見ていきましょう。
1-2. 会話を続かせる方法その2 相手の応答から話を広げて行く
質問をしてから掘り下げて行っても、途中でネタが付きそうな時があります。
そんな時は会話の中にある「キーワード」を見つけ、その内容に移行させてみましょう。
これも僕の過去の会話を参考にどうぞ。
「食べ物」の会話から「観光スポット」の内容に移行させた流れをご覧下さい。
いかがでしょう?
ごく自然な流れで話を変えたのがおわかりいただけたと思います。
僕が行ったのは、会話の中で「ミナミ(心斎橋」」と言ったキーワードが出たので、自然にその話に移行しただけ。
そうなんです。この「話を広げる」テクニックは、言うなれば連想ゲームなんです。
例えば心斎橋と言ったキーワードが出たら他にもこう連想できます。
心斎橋→道頓堀→阪神優勝したら飛び込む人がいる
心斎橋→難波→なんばグランド花月→吉本新喜劇
心斎橋→グルメ→ラーメン→金龍ラーメン
心斎橋→アメ村→若者ファッション
こんな感じで、よほどキーワードからかけ離れた内容でなければ、話はいくらでも広げて行けるのです。
これで少しは会話が続かない悩みは和らいで来たのでは?
後は繰り返して実践していけば、会話はいくらでも続ける事が可能です。
焦らずじっくりと行くことがポイントですよ。
ぜひお試しあれ。
1-2. 会話を続かせる方法その3 こちらから話題を作り話を振る
相手との会話が続かない理由として、今度は逆に相手が口下手の場合があります。
これは「大人しめの女性」に多い傾向が強そうです。
実際に僕も遭遇したのですが、大人しくて口下手の女性は自分から話題を作るの事が苦手な人が多い!
もしもあなたが「ある程度会話が出来る人」ならば、こちらが話題を作る「お膳立て」をして、相手に振ってみましょう。
またまた僕の過去の会話の例を紹介しますよ~。
お題はズバリ「趣味」です。
かなりマニアックな会話で申し訳ありません。
この後もひたすら「モンハン」の話で盛り上がりました。
こんな感じで、自分から話題を作って相手に振ると相手も会話がしやすくなります。
余談ですが、この相手の方から後ほど連絡をもらいました。
内容は「私、ほんまに会話が苦手でつまらなかったでしょ?でも、色々話振ってくれたから話しやすかった。ありがとう」でした。
会話を続かせる方法その1、その2をマスターしたら、このように自分が会話の主導権を握る事も可能です。
上手に「お膳立て」をして相手を楽しませてあげましょう。
2. 会話を続かせるにはコツがいる?
さて、第一章では会話を始めて途切れさせない方法を紹介しました。
第二章では相手が話しやすい状況を作る方法を見てきましょう。
内容は次のとおりです。
〇 相手が話しやすい状況を作る方法
- 相手の話に関心を持つ
- 相手の話に共感しよう
この内容は今回の参考文献「マンガで優しくわかる傾聴」から抜粋し、僕が実践してみたものです。
非常に有効なので覚えておいて損はありません。
では一つずつ見ていきましょう
2-1. 相手の話に関心を持つ
会話が続かない要素の一つに「相手の話に関心が無い」と言うものがあります。
例えば、あなたと僕が話をしていたとしてこんな感じだとどう思いますか?
…嫌な奴。
いかがでしょう?
こんな無関心なリアクションしかしない相手に、これ以上話をしたいと思うでしょうか?
僕なら二度と話したくありません。
ではどうしたら良かったのでしょう?
答えは簡単。
しっかりと相手の話に関心を持つことです。
例えばこんな感じで。
いかがでしょう?
ちゃんと相手の話に関心を持っている事がおわかりいただけたのではないでしょうか?
会話を長く続けるためのコツは「相手の話に関心を持つ」事から始まる事をお忘れなく。
2-1. 相手が話しやすい状況を作る方法その2 相手の話に共感する
最後のテクニックは「相手の話に共感する」です。
今回の参考文献「マンガでやさしくわかる傾聴」に面白い事が書いていました。
それは・・・
共感と同感は似て非なるもの。
どういう事かと言うと・・・
同感とは相手の話しを聴いている内に、相手の感情に飲み込まれてしまう事。
共感とは自分の意見や感情や横に置き、話し手の気持ちを同じ人間として理解しようとする態度。
※マンガでやさしくわかる傾聴より引用
いかがでしょう?
ネットで「共感」と「同感」を調べると、同様の意味とされていますが、どうやら会話においては少し違うようです。
では、同感の会話と共感の会話を再び会話形式で見てみましょう。
内容は僕の昔バレーを教えていた子との会話です。(失敗談)
まずは同感から。
いかがでしょう?
見事に相手の「怒りの感情」にシンクロしているのがわかると思います。
こうなると相手は気持ちの切り替えが困難となり、前に進むべき道が閉ざされてしまうのです。
今思うと指導者失格です。
では、共感したらどうなっていたのでしょうか?
それをシュミレーションでやってみます。
いかがでしょう?
全く僕の発言には感情や意見は含まれていなかったでしょ?
さすがにこんなにすんなり行かない事もあります。
状況に応じて発言する内容も変えて行かないといけませんしね。
とは言え、ここでうっかり「そんなもんバレーは実力の世界や!試合に勝てる奴がコートに立つ資格あるねん!」なんて自分の意見を言おうものならTHE・END。
この子は僕に対して心を完全に閉ざす可能性も大いにあります。
今は過去の出来事を反省し、教え子には「俺にアドバイスして欲しいと?」と聞いて、返事が「YES」の場合「自分の意見」を言うようにしています。
結局、悩んでいる人ってのはアドバイス云々よりも、ただ話を聞いて欲しい事がほとんどですしね。
この辺の微妙な使い分け(自分の意見を言うか否か等)を上手にすれば、相手はあなたに信頼を寄せてくれるでしょう。
そうなれば会話が続かないなんて事はほぼ無くなるはずです。
もう一度あえて言いましょう。
話し上手は聞き上手!
これをしっかりと覚えておいて下さい。
3. 会話がしにくいNGな話し方や内容とは?
さて、今までの内容で聞き方や話の広げ方を紹介してきました。
今度は反対にNGな話し方や内容などを解説してきましょう。
ざっくりと挙げると以下のものがあります。
〇 会話が続かないリアクションや内容
- ダルそうに会話をする
- 変なタイミングで相槌をうつ(聞いてないと感じられる)
- 無表情
- 目を見て話を聞かない
- 他の事をしながら会話をする(携帯を見ながら等)
- こっちが会話をしているのにすぐに「自分の話」にしたがる
- 説教ばかりする
- 否定的な意見ばかり言う(論破しようとする)
- 話の腰を折る
- 自分が興味のある話以外は無反応
- ネガティブな会話内容ばかり
- 難しい用語ばかり使おうとする
- いない人の悪口・陰口が多い
- 尋問並みの質問をしてくる
- 下ネタ・セクハラ的な発言が多い
いかがでしょう?
数え上げたらキリがないので、僕自身が感じたものを厳選してみました。
誰だってこんな内容や話し方されたら「この人とは会話しにくいな」と感じるでしょう。
あなたも気をつけてください。
以上、会話が続かな悩みの解決マニュアルでした!
人と会話をするのが苦手な人、どんな会話をしたらいいかわからない人。
そんな方がこの記事を通して会話が出来るようになっていただければ、
これ程嬉しいことはありません。
あなたの生活が、会話を通して今よりもっと良くなる事をねがっています。
長い記事でしたが、最後までお付き合いくださりありがとうございました。
それではまた。