バレーボールのサーブの種類と打ち方を完全網羅!目指せ得点王!
バレーボールにおいて誰にも邪魔されず、また体格の小さな方でも得点をバンバン取る事ができるプレイと言えば?
そう!サーブです!!
こんにちは。
おそらくバレーを始めた頃から換算すると、1万本サーブを打ったであろう赤鬼です(無駄に多い)
バレーのサーブのほぼ全種類の打ち方とコツを一挙公開致します!!
ご存知のように、バレーボールのサーブは1種類だけではありません。
魔球のような変化をするジャンプフローターサーブ。
破壊力抜群のジャンプサーブ。
勢いがありスピードのあるランニングジャンプフローター。
個人個人、経験も体格も違うので得手不得手はあると思います。
ですから、色々なサーブに挑戦し、最も使いやすいサーブを見つけましょう。
その前に、全てのサーブに共通している「とても大切な事」があります。
まずはそちらをご覧下さい。
「そんなもんはいらねーんだよ!ヴォケ!」って「サーブのコツを知りたくて仕方ない方」は、飛ばしてください。
いかがでしたか?
ただの「精神論」ですが、とっても大事な事です。
それでは気を取り直して、サーブ編の本編をご覧ください。
刮目せよ!
これがバレーのサーブだ!!
Contents
1. 使い手の多さ№1 フローターサーブ
トップバッターはフローターサーブです!
バレーボール選手で使う人が一番多いサーブではないでしょうか?
そして初心者が最初の方でぶち当たる壁もまた「フローターサーブ」です。
実際に僕の今まで指導させていただいた中学生の皆さんも「フローターサーブが入りません・・・。」と相談して来た方が沢山いました。
まずは基本的な事をしっかりと抑えて練習に励んでください。
以下に「フローターサーブの打ち方」の記事を載せておきます。
以上がフローターサーブのコツです。
ここまで読まれて「いやいや、入らない原因と解決方法が知りたいねん!」って方は、こちらの動画をご覧くだされ。
てな訳で次のステップへ。
今度はフローターサーブの派生技に行きましょう。
1-1. フローターサーブ 派生技Ⅰ 長距離サーブ
フローターサーブを完全にマスターしたら派生技にも挑戦しましょう。
第一弾は「長距離サーブ」です。
やりかたはとても簡単。
体育館の思いっきり後ろからサーブを打つだけ!
おそらくフローターサーブと最も相性の良い技でしょう。
当然、エンドラインからエンドラインまで届くだけの技術がいりますが、相手のテンポが崩れるのでレシーブがやりにくくなります。
〇 フローターサーブ(長距離バージョン)のコツ
- フローターサーブの基本をマスターしていないと打てない
- 最低でもエンドラインからエンドランまで打てる技術が必要
- 練習方法としてはとにかく体育館のスペースをフルに使用してやるしかない
画像付きの説明は下記リンクからお願いします。
続いてフローターサーブでボールを落とす方法を見ていきましょう。
1-2. フローターサーブ 派生技Ⅱ 落ちるボールの打ち方
フローターサーブでは落ちる球を打つ事も可能です。
難易度はかなり高めですが、マスターすれば緩急と言う武器が使用可能となります。
打ち方の方法はこちら。
〇 フローターサーブ 落ちる球
- 通常のフローターサーブよりも少し高めにトスを上げる
- ボールの下に潜り込むように体重移動を行い、ややカブリ気味で打つ
- 腕の力はほとんど使用せずに体重移動と腰の回転のみで打つようなイメージで
- ボールのインパクト直後、腕のスイングをピタリと止める
- 必ず無回転サーブにする
詳細は下記リンクにあります。
ただしこちらのサーブ…とっても難しいです!!
中学生の教え子に理屈を教えたら「出来た」とはしゃいでいたので理論的には合ってるはずですが、やっぱり難しい…。
「マスターできたよっ!」って方は最後のコメント欄に書き込みお願いします。
さぁ、できるかな~?
1-3. フローターサーブ 派生技Ⅲ 伸びるボール
フローターサーブの派生技その3は「伸びるボール」の打ち方です。
打ち方としては下記の通り。
〇 フローターサーブ 伸びる球 一連動作
- まずは重心を前に軽くかける
- 自分の肩よりも少し高い位置でトスを上げる(こうする事で自分の方へボールが来るようにする)
- 重心を後ろへ移動させる
- 右半身をしっかりと後方へ引く(外旋)
- 重心を前に移動させながらタイミングを計りボールを打つ
- ボールを打った直後スイングを止める
- 無回転を必ず打つようにする
画像付きの詳細は下記リンクにあります。
特徴としては相手がレセプションをする時に伸びて来るので非常に取りにくいサーブです。
先ほどの長距離サーブと併用すると更に強力になるので合わせてマスターしましょう。
2. 初心者はまずこれをマスターしよう! アンダーハンドサーブ
体育のバレーボールの授業でも使われるサーブ。
それがアンダーハンドサーブです。
このサーブは初心者の方でも比較的入りやすいサーブなので小学生バレーを始めたばかりの子にもおすすめです。
コツを掴むと比較的簡単に入るので、ぜひ練習してみましょう!
〇 アンダーハンドサーブのコツ
- ネットを正面に見て半身に構える
- シフトウェイト(体重移動)を行う
- 肩の高さあたりにボールを置くようにトスをする
- 後ろ足のつま先を回転させる(これにより右半身に回転力が生じる)
- ボールをすくうようにして、やや下の方を打つ
もっと細かく画像付きで説明している記事はこちらです。
今度はこのアンダーハンドサーブに少し似ているサーブに行きましょう。
3. もはや伝説!? 天井サーブ
アンダーハンドサーブの動きから下から上に大きくボールを打ち、天井高くまで打つサーブ。
それが天井サーブです。
昔のバレーボールの試合はファーストコンタクトでオーバーを使うと反則でした。
その時代は、まだ天井サーブの活躍の場はあったのですが・・・。
1995年頃にルール改正がなされオーバーでもサーブ処理が可能となりました。
そのおかげで使い手は全くいなくなったのです(昔でも使い手は少なかったと思いますが・・・)
実際に僕自身も、長い競技生活で見たのは片手で数えれる程度です。
しかし、ソフトバレーのように変化が激しいボールだと、まだまだ使えるようになっています。
僕ももちろんソフトの試合では使っています。
コントロールも難しいですが、興味のある方はやってみてはいかがでしょうか。
〇 天井サーブのコツ
- ネットに対し正面ではなく、ほぼ真横に構える
- 左足を少し前に踏み出す
- トスをやや後方へ上げる
- 体を深く沈みこませる
- 全身のバネを使って伸び上がるようにしながら、かつ腰の回転を使用しボールの下を叩く
いつか完全に使いこなせる方にあってみたいですね。
今度はママさんバレーで使ってらっしゃる方が多いあのサーブです!
4. ママさんバレーの定番 サイドハンドサーブ
ママさんバレーで使う人が多いのがこちら。
そう!サイドハンドサーブです。
特徴としては肩程度の高さから横にスイングするサーブで、ママさんバレーをされている方々はフローター以上のスピードボールを打っています。
意外に難しいと言われているサーブですが、コツさえ掴めればフローター以上の武器になるでしょう。
〇 サイドハンドサーブのコツ
- 右足を前に構えた状態から、少し右足を前に踏み出す(右のつま先は外側へむける)
- 左足を大きく前に踏み出す(この時にトスも上げ始める)
- 右斜め前方にトスを上げ胸を軽く張る
- 確実に入れるサーブは引いた右手を下げた状態(スピードのあるボールを打つなら右手を上げた状態をつくる)
- 腰のひねりを加えてスイングする
- ボールから目を離さずにレシーブ位置に素早く移動
次はいよいよ大人気漫画「ハイキュー」で一気に知名度が上がったあのサーブです。
5. 魔球を打てる!? 「ジャンプフローターサーブ」
変化が激しく、マスターした相手に打たれると非常に取りにくいサーブ。
それがジャンプフローターサーブです!
ジャンプフローターの特徴としては、ボールを無回転で打つことにより落ちたり伸びたりする事です。
また、緩急を使うと高い確率で相手のサーブレシーブを崩す事が可能なので、マスターした人が味方にいると頼りになりますよ。
僕も下手くそながら最近まで試合で使っていました。
しかしジャンプサーブを打てとチームの大御所からの命令があり、ジャンプフローターサーブは封印技に・・・。( ̄▽ ̄;)
あなたは気にせずにジャンジャン使って行きましょう!
ジャンプフローターサーブは必ず無回転と一緒にマスターすると更に強力になります。
逆に無回転サーブでないと、ジャンプフローターの最大の武器「変化球」が使えませんので注意しましょう。
無回転サーブの動画はこちら。
記事は下のジャンプフローターのまとめにあります。
○ ジャンプフローターサーブのコツ
- 右足を前に出してボールを両手で持つ
- 右足を前に少しスライドさせ、左足を前に大きくスライドさせる(体重移動)
- 両手でやや右斜め前方にトスを上げる
- バックスイングを行わずにジャンプする
- 左手を上げて右肘を下げない姿勢を空中で保つ
- タイミングを見てボールを叩く
- フルスイングすると無回転になりにくいので、スイングは途中で止める
- サーブを打ち終わった後、すぐにレシーブ位置に移動する
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”oni1.jpg” name=”赤鬼”] 画像付きの細かい説明は下記記事でどうぞ。[/speech_bubble]
次は小中学生にオススメのサーブです。
6. パワー自慢にぴったり 「ドライブサーブ」
小中学生のバレーボールの試合で使っている方を時々見ますが、このドライブサーブなかなか強力ですよ。
何が強力かと言うと、やはり威力もそうですが放物線を描いて相手選手の前に落ちる事。
そして使い手がほとんどいないので未知なるサーブとなるため、小中学生には攻略がなかなか難しいようです。
もしも挑戦するならば、威力を磨くためにパワーを上げましょう!
小中学生の皆さん!
ご飯の時に好き嫌いしたらいけませんよ~!
ドライブサーブはレベルの高いチームには通用しにくいかもしれませんが、パワーさえあればジャンプサーブよりは劣るものの威力の高いサーブが打てます。
最初はドライブサーブを練習してみて、ゆくゆくはジャンプサーブに変更するのも良いかもしれませんね。
〇 ドライブサーブのコツ
- コートを正面に見て右足を前に構える
- ボールに前回転をかけながら左足を踏み出す(もしくはタイミングを見計らうため少し待つ)
- ボールは自分の頭上あたりに落ちてくるようにトスをあげる
- 左手をしっかりと挙げ、右肘を肩の高さまで下げないように注意する
- 腰を少し反らせる
- 放物線を描くように、やや上の方に向かってボールを打つ
- 手首のスナップをしっかりと使い、前回転をかける
- 手をしっかりと振り抜く
- クマをデコピンで倒せるパワーを身に付ける
画像付きのリンクは下記リンクをポチっとお願いします。
次は木村沙織選手も使用しているあのサーブの登場です。
7. 直線的でスピードのあるボール 「ランニングジャンプフローターサーブ」
ジャンプフローターに似て非なるものですが、こちらのサーブもなかなか強力です。
大昔のバレーボールのサーブには無かった打ち方・・・
それが「ランニングジャンプフローターサーブ」です!
ちなみに上記の動画とは別の打ち方もあります。
こちらの動画もよろしければどうぞ。
落ちるサーブも打てない事はありませんが、このランニングジャンプフローターの特徴は「直線的でスピードのあるボール」が打てるという事です。
空中のボディバランスが必要になってくるため、体幹トレーニングや倒立歩行などを練習メニューに加える事をおすすめします。
それではコツに移りましょう。
〇 ランニングジャンプフローターのコツ
- 少し左の方で構える
- ステップは左→右→左(片足でジャンプ)
- トスは肩の少し上に置くようなイメージであげる
- ボールをしっかりと見る
- 左手を上げ、右肘を下げないようにしながら後方へ引く
- 最高打点で、45度程度の角度でボールを打つ
- 打ちたい場所のやや左気味(イメージ)を狙うとボールは真っ直の軌道で飛ぶ
- 狙う場所によってスタート位置を変える事も有効
続いては使い手の少なさトップクラスのあのサーブです!
8. 激レア!?サイドスピンサーブ
かつて教え子が使っていたこのサーブ。
その名は・・・サイドスピンサーブです!
特徴としては横回転が加わったサーブで、非常にサーブカットをしにくくなっています。
現に小中学校の試合ではサービスエースのオンパレードでした。
習得難易度は割と高いですが、別のサーブと組み合わせると強力な武器になり得る可能性を秘めています。
その打ち方がこちら。
〇 サイドスピンサーブ一連動作
- ネットに対してほぼ真横に構える(左半身をネットに向けるように)
- 左手でボールの下を持ち右手をボールの上に置く
- 膝を軽く曲げそのまま屈伸を使いボールを横回転させながらトスする
- そのままフローターサーブと同じようなフォームを作りボールのやや右側を打つ
- ボールの右半分を左方向へ巻き込むように打ち左斜め下にスイングする
詳細記事は下記リンク先にて。
最後はいよいよ最終兵器のあのサーブです!!
9. 超強力な武器 「ジャンプサーブ」
ミスる確率が最も高いサーブ。しかし、得点を取れる確率が最も高いサーブ。
それが「ジャンプサーブ」です。
世界レベルだと時速100kmを越すこのサーブ。
絶対の技に仕上げると「殺人サーブ」の異名をとることができます。
最近では女子バレーボールでも打つ人が見られるので、女性でも挑戦する価値があるかもしれませんね。
失敗すると大ホームランを打って相手に点数を与えてしましますが、成功すると1点稼げるどころか悪いムードを打ち砕き、自分のチームを勢いづかせる事も可能です。
そんな諸刃の剣のジャンプサーブですが、マスターしてサービスエースを決めまくれば・・・
得点王になれます!
習得難易度は高いですが、試合で決めた時の快感はバレーボールのサーブの中でも一番と言っても過言ではないでしょう!
ではコツを見てみましょう。
○ ジャンプサーブのコツ
- 右手、もしくは左手で前にドライブ回転をかけつつトスを上げる
- ボールをしっかりと見ながら助走を始める
- 両手をバンザイしながらジャンプ
- 空中で後上体を後方へ大きく反らしボールを叩く準備をする
- 右肘を下げないようにしつつ手首のスナップをしっかりと使いボールを打つ
- 両足で着地しレシーブ位置に移動する
いかがでしたか?
僕自身、改めて見るとバレーボールのサーブってこんなにあったんだな~と、妙に感心してしまいました。
サーブは一朝一夕にマスターできるものではありませんが、初めて入った時や、試合で初得点をあげた時などの感動は非常に大きいものです。
その感動を味わった時、もっと上達したいと言う欲が出てきて練習にも張り合いが出てきます。
僕も中学時代に初めてサーブが入った時の事や、中学の引退試合のラストプレイが、サービスエースだった事を今でも鮮明に覚えています。
皆さんも頑張って練習したら、きっと凄いサーブが打てるようになります。
あの感動をぜひ皆さんに味わっていただきたいのが本音です。
そのために、このサイトの記事が皆さんのお役に立てる事があれば、これほど嬉しいことはありません。
頑張って得点王になりましょう!
それではまた。