赤鬼「あれ?先輩、横っ腹に霜降り肉がついてきましたね?トレーニング、サボってはるんですか?」
先輩「せやねん・・・・。最近、運動不足で脂肪がついてきてな・・・。どないかして落とさへんと。」
赤鬼「一緒に通ってたスポーツジムも辞めてしまいましたもんね(;´д`)」
先輩「でも、お前は俺とは逆やな。むしろジムに通ってた時よりも脂肪が落ちてるやんけ。やっぱりアレか?」
赤鬼「そうです。アレのおかげです。有酸素運動の効果としては過去最大級ですね。」
先輩「俺も通ってみようかな~。」
・・・こんにちは。
赤鬼です。
上記の会話はある日の僕と先輩のやり取りです。
お互い同じ日にスポーツジムに通っていたのですが、大した結果も残せずに半年程度で退会しました。
マシーンでの筋トレはもちろん、トレッドミル(ランニングマシーン)や水泳での有酸素運動もやりました。
しかしモチベーションを保てずに敵前逃亡・・・。
こんな情けない結果しか残せとは・・・。
誠の旗の元に散っていった浪士たちに申し訳ない・・・。
近藤局長が過去の僕の姿を見たら
「あっ、お前は士道不覚悟で切腹ね。」
と言うでしょう。
ですが・・・近藤局長の魂の導きか、土方副長の思し召しか、僕は運命の出会いを果たしました。
この有酸素運動を行った結果、わずか二ヶ月で僕の横っ腹にもついていた「豚バラ肉」が落ちたのです。
少しは武士のような体格になれたのではないでしょうか?
このまま継続して行けば僕も立派な体格になって、かつての幕末の侍みたいに格好良くなれるかもしれません。
そう・・・幕末に活躍した倒幕派の志士達みたいに!!
というわけで、さっそくどんな有酸素運動か見ていきましょう。
Contents
1. 赤鬼が出会った有酸素運動はこれだ!!
さて、もったいぶってきましたが、そろそろ「ある有酸素運動」の正体を明かす時がきました。
あまり引っ張ると皆さんに「池田屋事件」のようにたたっ斬られかねませんからね・・・。
刀はしまって下さいね。
僕が出会った有酸素運動とはズバリこれです!!!
ムエタイです!!!
・・・・・あっ!!お待ち下され!!!
何をページ閉じようとされてるんですか!?
「ムエタイなんて危険だし痛そうだし無理に決まってるでしょっ!!!」
そう思われたからページを閉じようとしましたね?
ほんと、誤った情報ばかりが1人でヨチヨチ歩きを始めて困ります。
ムエタイとは過去に白兵戦用に作られた武術だけあって、確かに危険な要素を持っています。
しかし、今は平成の時代。
大勢の女性がダイエット目的でムエタイ、もしくはキックボクシングを取り入れているのです。
それは「敵を倒す」なんて物騒な目的ではなく、美しいプロポーションを作るためにやっています。
今では一般女性だけではなく多くの有名人もダイエットメニューに取り入れているキックボクシング。
僕の体験談を踏まえて、その優れた有酸素運動としての要素をご紹介しましょう。
1-1. ムエタイで脂肪が落ちる理由その1 発汗量が凄い
ムエタイの練習の定番メニューと言えば、「ミット打ち」と「サンドバック打ち」でしょう。
この二つのメニューですが、大量の汗が噴き出します。
僕のジムでは3分1ラウンド×3~4ラウンドを行います。
1ラウンドを終了すると30秒間のインターバル(休憩)をとりますが、全て終了する頃にはシャツが汗でびっしょりになります。
これはランニングマシーンで30分程走った時と同じくらいの汗の量です。(あくまで個人の見解です。)
この事からムエタイの「ミット打ち」や「サンドバック打ち」がいかに優れた発汗量を持っているかがわかります。
ミット打ち完了時の扇風機は必須アイテムです。
これがないと体がオーバーヒートしそうになります。
一度体験してみませんか?
体から滝のように流れる汗の状態をね。
1-2. ムエタイで脂肪が落ちる理由その2 有酸素運動と筋トレが同時に出来る!?
さきほど紹介したミット打ちとサンドバック打ちですが、ジムに入会して初めてやった次の日、とてつもない「筋肉痛」に襲われました。
背筋はもちろん、腹筋(蹴りを出す時に使うため)足も筋肉痛になりました。
有酸素運動をしているつもりでしたが、いつの間にか筋トレにもなっていたのです。
しかもこの筋肉は体の中でも比較的大きな筋肉なので鍛える事により基礎代謝量が向上するという特典付きです。
更にミット打ちはシャープな動きのため瞬発力を使います。
そのため、ゴリマッチョのような体つきではなくボクサーのようなキレのある体つきになるのです。
あなたも自分の体つきが変化する様を実感してみてください。
1-3. ムエタイで脂肪が落ちる理由その3 下半身をたくさん使う
今はスポーツジムのスタジオプログラムで、ボクササイズやマーシャルエキサイトなどと言った格闘技の動きを取り入れたものがあります。
これは今まで多くの人が抱いていた「格闘技は怖い」「格闘技は痛い」と言ったイメージを払拭する素晴らしい運動だと思います。
ただ一つ残念な事があるとすれば「下半身を使う機会が本当の格闘技よりも少ない」と言うことです。
もちろんボクササイズなどを否定する気も馬鹿にする気も毛頭ありません。
もうちょっと下半身の動きがあったらな~と個人的に思っただけです。
では、ムエタイはどうか?
たくさん使います!
しかも多くの格闘技では使用禁止である「膝蹴り」もあるのでバリエーションも豊富です。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、下半身は全身の筋肉の70%程の割合を占めています。
つまり下半身を鍛えるという事は、効率よく脂肪を燃焼させる効果があると言うことです。
スクワットの消費カロリーが腹筋運動よりもはるかに高いのもそのためです。
更に筋肉太りで足が太くなりにくい効果も魅力的。
僕の通っているジムの女性も、細く引き締まった足をお持ちの方ばかりです。
(決していやらしい目で見ていません。本当です。本当ですよ!)
勝手な憶測で断言はできませんが、ランニングなどよりも下半身が太くなりにくいかと思います。
また膝への負担も少ないので怪我もしにくいという特徴もあるのです。
ムエタイでキックをたくさんやって、引き締まった下半身を手に入れましょう。
2. ムエタイって何が良いのさ?
ここまで読まれたあなた。
少しムエタイに興味が湧いてきたのかもしれませんね。
でも「ムエタイが脂肪を落とすのに優れた有酸素運動なのはわかった。
でも、もうちょっと何か魅力みたいなのないの?」
そんな風に感じる方もいらっしゃるかと思います。
確かにそうですよね。
脂肪を落とすのに優れた有酸素運動なら、無理にムエタイをしなくても水泳やランニングでも十分ですもんね。
では、他には無いムエタイの魅力というか「おまけ情報」のようなものを、この章で紹介させていただきます。
これを読めば、もう少し興味を持っていただけるのではないでしょうか?
では実際に見ていきましょう。
2-1. ムエタイの魅力その1 飽きない
突然ですが、ムエタイの技っていくつあると思いますか?
その数なんと108つ!
全部習得するのに何年かかるのでしょう?
さすがに脂肪を落とす事が目的であるならば、使用する技は限られています。
しかし、この数の多さは他の格闘技に比べても多いのではないでしょうか。
実際に僕も「いやいや、それ試合では絶対に使わへんやろ」って技を先生が教えてくれたりします。
その時、不思議な気持ちになるんですよね。
一つ技を習って一つ出来るようになると、学生時代に部活をやっていて感じた上達の喜びが湧いてくるのです。
この喜びは、他の有酸素運動では味わうことはできませんでした。
学生時代に運動部に所属していた方も、部活をやっていなかった方も、一緒に上達の喜びを味わいましょう!
2-2. ムエタイの魅力その2 少ないスペースで練習可能
僕がスポーツジムに通っている時、有酸素運動を行う際には色々と自分を甘やかしてきました。
「雨が降ってるから今日は走るのやめよう。」
「今日は寒いからプールに行きたく無い。」
「暑いから汗かくの嫌。」
等々・・・・。
・・・・・・・・典型的な怠け癖ですね(怒)
これで脂肪が落ちるのであれば誰も苦労しません。
その点、ムエタイジムに通い始めてからと言うもの、先ほどの魅力である「飽きない」も相乗効果となり怠けなくなりました。
しかも練習は体一つさえあればどこでもできます。
自宅でも自主練習を積極的に行うようになりました。
スペース的にはそうですね。
だいたい畳一枚程度のスーペスがあれば十分ではないでしょうか。
これで雨が降ろうと槍が降ろうと、また、真夏のような暑さも南極のような寒さも関係ありません。
室内で練習可能ですから!!
正直、見よう見まねでやる程度ならジムに通う必要もないかもしれませんね。
たった一人で地道にコツコツできる鉄の意思を持っている方ならば、お金もかけずに有酸素運動が可能です。
僕の場合は幕末の志士のような強靭な精神は持ち合わせていないので、ジム通いを続けています。
お金をかけているので元をとらないといけないと言う考えも湧いてきますし、何よりも友達がたくさんできますしね。
あなたの精神力の強さで自宅でやるかジムに通うか決めてみましょう。
2-3. ムエタイの魅力その3 全てが強さに直結する
スポーツジムに通っている時、当然「筋トレ」もやっていた僕ですが、これもなかなか続きませんでした。
筋トレは誰しも経験が有るかと思いますが「俺は筋トレが好きだっ!!」と、ハッキリ言える方の方が少ないように思います。
どちらかと言えば筋トレはあまり好きではない僕ですが、今はモチベーションが下がる事なく継続できています。
それは何故か?
一つトレーニングをすれば、一つ強くなれる可能性があるからです。
例えば背筋をやれば強いパンチを手にれる事ができますし、腹筋をやれば相手の攻撃を跳ね返す体ができあがります。
ランニングをすればスタミナがついて闘い続ける事ができます。
そう。全てのトレーニングが「強さ」に直結するようになったので、やる気が落ちなくなったのです。
もちろん筋トレやランニングだけやっていても強くなれるわけはありません。
また、この魅力は今回の「脂肪を落とす」と言う目的をお持ちのあなたにはそぐわないかもしれません。
しかし人の心は変わるもの。
「脂肪を落とす有酸素運動をやる。」
この目的を当初は掲げていたとしても「体を鍛えて強く美しくなるっ!」と言う目的に変化する可能性だってあるはずです。
そうなればシメたもの。
今の僕のように「強い蹴りを出すために~」や、「強いパンチを打てるように~」と言った感じでモチベーションが下がる事が少なくなります。
ここまで考えが変化したならば、脂肪は勝手に落ちていくかもしれませんね。
3. 脂肪を落とす有酸素運動 ムエタイまとめ
それでは優れた有酸素運動であるムエタイの効果などを、もう一度見ていきましょう。
○ ムエタイで脂肪が落ちる理由
- 発汗量が凄い(ミット打ちなどでは汗ボトボト)
- 有酸素運動と筋トレのダブル効果
- 下半身をたくさん使う(下半身の動きは脂肪燃焼効果が高い)
○ ムエタイの魅力
- 飽きない(技の数が豊富)
- 少ないスペースで練習可能(地道にコツコツできる方は特におすすめ)
- 全てが強さに直結する
以上、ムエタイの魅力でした。
今回の脂肪を落とす有酸素運動と言うお題と少し合わない内容だったかもしれません。
しかし、自分が大した結果を出せなかった有酸素運動をダラダラ紹介する事に意味があるでしょうか?
(他の有酸素運動が結果が出せないものという意味ではありません。)
自分が体験して、本当に効果があったものを紹介した方があなたの役に立てるはず。
少なからず、ここまで読んでくださったあなたの「やる気スイッチ」を押す事ができたのではないでしょうか。
もしそうなら(そうでなければすいません)純粋に嬉しいです。
更にこれを機に、あなたがムエタイやキックボクシングをやり始めたとなれば、もっともっと嬉しい気持ちになります。
練習はキツイかもしれませんが、その中でも楽しい事や面白い事もたくさんあります。
「脂肪を落とす」と言うあなたの目的と僕の目的は違うかもしれませんが、ムエタイをやり始めたら同じ仲間です。
お互い頑張りましょう!!
最後に僕の通っているジムを紹介します。
キックボクシングやムエタイってどんな事をするの?
やってみたいけど何を揃えたらいいのかわからない。
色んな疑問に応えた「質問コーナー」もあるので、興味がある方はどうぞ。
では、有酸素運動で脂肪を落としてナイスバディを目指しましょう!
それではまた。